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犬にお散歩が必要な5つの理由

お散歩は犬の排泄のためにあらず

犬のお散歩はトイレをさせるために行くのではありません。

住宅が密集する都市部では排泄自体はできるだけ自宅敷地内で済ませることが求められています。

しかし、排泄を自宅内で済ませていてもどんなに小さい犬であってもお散歩に行くことは必要です。

なぜ、「犬には散歩が必要なのか」その理由は5つあります。

つぶやき残念なことに、いまだにペットショップでは無知な消費者を相手にトイプードルやチワワにはお散歩がいらない(週に1回で良い)などというセールストークをしているところも少なくないようです…。

お散歩の目的

犬を散歩に連れていく理由はおおよそ以下の5つとなります。

  1. 運動欲求を満たす
  2. 飼い主とのコミュニケーションを図る
  3. 心身のリフレッシュ
  4. 身体づくり
  5. 犬の社会化を促す

一つずつ詳しく解説していきたいと思います。

1.運動欲求を満たすため

犬は人に飼われるようになる以前は狩りをして獲物を捕らえて食べることで生きてきた動物です。

その狩りのスタイルは獲物の体力が尽きるまで何時間もかけて獲物を追い回して捕まえるという方法でした。

若犬の体力は無限大

年齢や犬種、性格にもよりますが犬たちには何時間でも走り続ける体力が備わっているのです。

生後2カ月以降2~3歳くらいまでの若い犬たちは人間に例えれば2歳~20代くらいまでの年齢にあたります。

こうした若い犬は必要な運動量を満たせずにエネルギーを持て余した結果、飼い主が困る行動(問題行動)を起こします。

エネルギーが有り余っている犬が起こしがちな問題

  • 壁を壊す
  • ソファを破壊する
  • スリッパやリモコンを破壊する
  • 吠え続ける

2.飼い主とのコミュニケーションを図るため

犬にとって飼い主と一緒に散歩に行くことは群れの移動を意味します。

行動をともにすることで飼い主への信頼を培っていきます。

このとき、飼い主が愛犬の気持ちをしっかりと受け止めて適切な対応をしてあげられると、愛犬からの信頼度がぐんぐん上がっていきます。

とくにお散歩について困っていなくてもしつけ教室のレッスンでお散歩の練習をするのはこのためです。

3.心身をリフレッシュするため

一日中、家の中にいたら人間だって気が滅入ります。

景色の変化や空気匂いを感じることは犬にとっても気持ちが良いことなのです。

もし、愛犬が散歩好きじゃなかったとしても、愛犬が好きな場所を見つけにいろいろな所へ散歩に出かけましょう。

関連記事ちなみに、先代のポコちゃんはアウトレットモールが大好きでした。家の近くを歩くのはあまり好みませんでしたが、アウトレットモールの中だけはそれはそれは楽しそうにトコトコ歩いていました。

4.身体づくり

家の中で自由にしていても1日に歩く歩数は限られます。

わたしたち人間とちがって家の中で家事をすることはありません。

とくに犬たちは本能的に「用がなければ動かない」のが当たり前と考えます。

つぶやき野生に生きる動物は狩りや敵から逃げるときのために体力を温存します。犬も野生時代はこのようにして生活していました。

動かずにいれば筋肉がつきません。

歩かなければ骨も丈夫になりません。

質の良い食事をとっても動く機会がなければ身体づくりはできません。

健康な身体をつくるためにも適度な運動が必要なのは人も犬も一緒です。

5.犬の社会化を促すため

犬は社会的な動物で自分以外の誰かとのコミュニケーションを必要とする生き物です。

1日中、誰とも会わずにいることは精神衛生上よくないのです。

何歳になってもほかの犬や家族以外の人とのふれあいは必要なことなのです。

社会化不足とは

慣れない場所や(初めて)出会う人や犬に対して過剰に反応(怯える、吠える、歓迎しすぎるなど)してしまう状態を「社会化不足」と呼びます。

本来であれば親犬をはじめとする自分の生まれ育った群れのなかで学ぶべきことです。

しかし、ほとんどの子犬たちはそうした経験をする前に流通に乗って飼い主の手元へやってきてしまいます。

母犬に代わって犬のルールを教える

このため、愛犬に「環境(人や犬を含めて)に対して適切な反応・対応を身につけさせる」ことは飼い主の役割となっているのです。

犬ではない私たちは、犬の立場や気持ちになって犬にわかるように教えてあげなければなりません。

ですが、人間である私たちは生まれつき犬の考え方を知っているわけではありません。

愛犬を心も身体も健やかに育てるためにはまず私たち飼い主が「犬という生き物」についてしっかりと学ぶ必要があるのです。

まとめ

「お散歩」は犬の心と身体の両面にとても大きな影響を与えます。

犬は何歳になっても、飼い主さんとお散歩に行く必要があります。

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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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