何のために犬にしつけをするのか
を、考えていますか?
ただ無目的に「しつけのマニュアル本」に書いてあることをこなしていくというのでは、飼い主にとっても、愛犬にとっても、しつけがつまらないもの、苦痛なものになってしまい、途中で投げ出してしまう結果になりがちです。
犬にしつけを教える前に、その理由や目的についてきちんと考えて、理解しておく必要があります。
犬にしつけをする理由・目的は、大きく分けて3つあります。
愛犬の命と健康を本気で守る
当たり前のことだと思っていても、実践が伴っていないことが少なくありません。
愛犬の命と健康を守ることは飼い主としての最低限の責任です。
具体的に愛犬の命と健康を守るためにはどのようなことができなければいけないかは、以下の記事で詳しく紹介しています。
愛犬の命と健康を本気で守る
愛犬にしつけをする第1の目的は、ずばり「愛犬の命と健康を守るため」です。これをお話すると、「ソンナノ、アタリマエジャン…」と、拍子抜けされる飼い主さんがほとんどです。ですが、その飼い主さんが「愛犬の命を守るしつけ」が、ちゃんとできているかというと、そうじゃなかったりします。た...
家族の暮らしに負担をかけない
子犬から飼い始めたばあい、寿命を迎えるまでには13~18年ほど愛犬とともに暮らしていくことになります。
この15年前後の月日のあいだに、犬と暮らす家族のライフステージもどんどん変わっていきます。
特定の家族だけに世話の負担がかかったり、犬のために家族の暮らしが犠牲になりすぎたりしないためにも、家族全員がしつけに取り組む必要があります。
具体的な内容については、以下の記事で紹介しています。
家族の負担にならない犬のしつけ方法
先日、犬のしつけ3原則というお話を公開しました。今回は、その2番目に書いた、「家族の暮らしに負担をかけないため」のしつけとは何かを、お話したいと思います。たとえば、犬との暮らしで飼い主家族に負担となる状況には、どんなものがあるでしょうか…。 お散歩の引っ張りが強すぎ ...
近隣の人たちとの関係をよくする
「近所の鼻つまみ者」になってしまっては、飼い主も犬も安心して地域で暮らしていくことはできません。
近隣の人たちとの関係をよくするためのしつけも欠かせないものです。
以下の記事でより詳しく解説しています。
近隣の人たちとの関係をよくする
ご近所との関係をよくする 「犬のしつけ3原則」で、取り上げた3つの項目の最後は、「ご近所との関係をよくする」でした。 過剰に強い同調圧力の文化をもつ国、ニッポン 日本社会の欠点として、過剰に同調圧力の強い文化が問題視されています。そんな環境において、「他人の目を気にしない」とい...
目的に基づいて必要なことを学ぼう
愛犬に教えようとしていることが、これらの3つの目的にあてはまらないものは教える必要はありません。
むしろ、教えてしまうことで、かえって周囲にマイナスの影響を与えることにもなってしまいます。
お手やオスワリをできるようにすることが犬のしつけではありません。
「飼い主の指示に即座に従う犬」の育て方
本屋さんへ行けば、たくさんの犬のしつけ本が並んでいます(一昔前に比べて減ったようには思いますが)。また、インターネットで検索すれば、犬のしつけに関する情報がたくさん出てくるでしょう(この記事もそうですね)。本によって、記事によって、言っていることがまちまちだったり、真逆だったりして、...
カタチから入るのではなく、常に目的に基づいて必要なことを学ぶことが「しつけ」なのです。
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