保護犬譲渡の際は、お散歩時にダブルリードをお願いしていますが、2本のリードを手に持ってお散歩するのはなかなか大変です。
ダブルリードについてはこちらの記事もご覧ください↓
ダブルリードは命綱
カイロスドッグトレーニングでは保護犬譲渡の条件として、お散歩時の「ダブルリード」をお願いしています。 なぜ、ダブルリードが必要なのか なぜなら、完全に自分の家族と家なのだと理解できるまでは、命がけで逃げようとするのが保護犬の常だからです。多くの場合、保護犬として譲渡される犬は、あなたの家...
首輪につけたリードにくわえて、ハーネスにつけたリードまで片手に持っていると、愛犬に対して首輪への合図をうまく伝えることができません。
また、片手に持ったリードは手からいっぺんに離れてしまいます。
2本目のリードはハーネスにつなぐ
あくまでも首輪につないだリードで愛犬とコミュニケーションをとるため、2本目のリードは手に持たないで使用できる形状のものをお勧めしています。
こうした理由から、2本目のリードはハーネスにつないで使用します。
ハーネスにつなぐリードには、ジョギング用のものを用意します。
本記事では、手に持たずにつかえるハーネス用のリードをいくつかご紹介します。
ジョギング用リードの種類
ジョギング用リードは大きく分けて以下の2タイプに分かれます。
- 肩掛タイプ
- 腰巻タイプ
肩掛タイプ
肩掛タイプのリードの使用感についてよく質問されますが、以下の点には注意が必要です。
デメリット
- 片側だけに負担がかかる
- 肩がこる
- 左右の移動がしづらい
また、首輪とつないでいるリードのリード捌きにも影響が出るため、Suzyは肩掛けよりも断然腰巻タイプをお勧めします。
ただし、腰が弱い方は、肩掛式のほうが安全かもしれません。
肩掛けタイプのお勧めリード
肩掛けタイプでお勧めのリードはモンベルのドギーリードだったのですが、昨年廃版になってしまいました…。
悲報:mont・bell ドギーリード【廃版】
肩にかけて使ったり、腰に巻いて使ったり、柱に係留したりと、いろいろ便利に使えるドギーリードは、2023年11月現在、残念ながら廃版になったようです。アウトレットで探せば、まだ手に入るかもしれません。 コメントSuzy宅最寄りのアウトレットモールでは、廃版としてアウトレット価格にて販売されて...
現在、胸を張ってお勧めできるような肩掛けリードをSuzyも探しています…。
腰巻タイプ
腰に巻いたベルトにつなげて使用するため、完全にハンズフリーで使用できます。
メリット
首輪につなげた1本のリードに集中することができるうえ、万が一首輪がすっぽ抜けたり、リードを手から取り落とすようなことがあっても、安心です。
ただし、腰巻タイプでも注意しなければいけないことが2つだけあります。
腰巻タイプの注意点
- リードの伸ばしすぎに注意
- 引っ張られたときに腰を持っていかれないように
長いリードを装着して歩いてしまうと、自転車や歩行者の通行の妨げになってしまいます。
サブリードは短めに
サブリードは手に持つリードより短いものを使用するほうが扱いやすいです。
腰の弱い方には不向きな場合も
また、突然の引っ張りに腰を持っていかれてしまうと飼い主さんが腰を痛めてしまいます。
引っぱりの強い大きめの犬(10キロ以上)のばあいは、引っ張られたときに腰をもっていかれないよう踏ん張らないといけないかもしれません。
しかし、お散歩の練習を重ねていけば、犬も飼い主もお互いに、うまく扱えるようになってきます。
腰巻きタイプのお勧めリード
PETBABA(ペット・ババ)のジョギング用リードは安くてとても使いやすいのでお勧めです。
また、ハーネスで紹介したモンベルからもジョギング用リードがいくつか販売されています。
RUFFWEAR クラッグEXリーシュ(#1874576)【2024年版】
2024年にリニューアルされ、「RUFFWEARクラッグリーシュ」から「RUFFWEARクラッグEXリーシュ」になりました。以前のクラッグリーシュはサイズがMLの2種類ありましたが、今回からはワンサイズ展開となっています。 RUFFWEAR クラッグEXリーシュ 腰に巻いて使うこともでき...
手作りで節約
ハーネスに予算を使ったので、2本目のリードは安く済ませたい…ばあいは、ベルトとリードがあれば、100均で部品を買い足せばジョギング用リードは作れると思います(私は自作して使っています)。
さいごに:「安全装置」から「安心装置」へ
最終的に愛犬との絆をしっかりと築くことができた後には、ダブルリードは不要になり、このハーネスと腰巻のリードのみでお散歩に出られるようになるでしょう。
このときリードは、愛犬のための「安全装置」から、犬が苦手な方のための「安心装置」になります。
他者への配慮を欠かさずに
どんなに訓練を重ねて、愛犬がリモコンで操作をするように言うことを聞くようになったとしても、公の場所で犬のリードを放すことにはさまざまな問題があります。
愛犬の身の安全を守る装置として愛犬のリードは役目を終えたと思っても、犬を怖いと思う他者の「安心」装置として、愛犬にリードをつける必要性は必ず残ります。
愛犬と屋外に出る際に、リードが役割を終えることは絶対にありません。
手にリードを持つのが面倒なら腰巻タイプのリードがお勧め
ハンズフリー(お散歩バッグは忘れずに)で一緒にジョギングを楽しむ日を目標に、これから家族に迎える愛犬とともに、焦らず一歩ずつ頑張りましょう。
リードの種類や使い勝手については、こちらの記事もご参照ください。
リード・引き綱の種類
愛犬とのお散歩にはどんなリードを使っていますか? リードは飼い主と愛犬をつなぐ非常に重要なアイテムであり、ファッションアイテムではありません。 このため、リード選びは首輪選びとともに、人間が靴をえらぶときと同じように使う犬や人、状況にあったものを使わなくてはいけません。 リードを使用する理由を...
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