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アンダーマイニング効果

しつけのご褒美のオヤツのことを、”モチベーター”と言ったりします。

犬の「訓練に対するモチベーションを上げるために与えましょう」と言われます。

しかし、犬はもともとの習性で「群れの役に立とう」と行動する生き物です。

自らが進んで行っている行動に対して何らかのインセンティブを与えて、さらに行動強化をしようとすると、もともと持っていた自発性を失ってインセンティブを目的に行動するようになってしまいます。

これが「オヤツがなければ何もしない」犬を生み出してしまっているのです。

オヤツではなく、犬がもともと持っている自発性に頼って、愛犬の心の中から湧き出してくる「家族(群れ)の役に立ちたい」という使命感に働きかけていくことが、本来のしつけであると思うのです。

そうすれば、オヤツが手元になくても自分の身ひとつあれば、いつでも愛犬と心を通わせることができるようになるのです。

あなたの犬が、本当に欲しいご褒美は、オヤツなんかではなくて、あなたから認めてもらえることなのです。

いつも、いつでも、何もなくても、たくさん褒めてあげてください。

POINTそして、してはいけないことをしたときはしっかりと叱り、それを理解できたときはしっかり褒めます。

オヤツの与えすぎは愛犬の健康を損ないますが、褒め言葉は与えれば与えるだけ、愛犬の心を満たし、飼い主との絆をより強いものにします。

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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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