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しつけ教室にやってくるトイプードルの特徴

15年ほど前に始まった、トイプードルのブーム。

毛が抜けず、頭がよく、いろいろなカットを楽しめるので、今も人気犬種ランキングで、トップの座をキープし続けています。

そんなトイプードルですが、しばしばレッスンのご依頼を頂きます。

一般的なトイプードルの印象としては、明るく・行動的なイメージがあります。

トイプードルの困りごと・トップ5

しかし、レッスンにやってくるプードルのケースで多いのは、その賢さが裏目に出てしまった結果として、以下のような状態になり、飼い主が扱いに困ってしまっている状態です。

  • 怖がり
  • 噛み付き
  • ほかの犬と仲良くできない
  • お散歩で歩かない
  • お留守番できない(おいて行かれるとギャン吠え)

これらの問題の根っこは、実はすべて同じです。

全ての元凶は飼い主の「過干渉」

原因は、飼い主の「過干渉」です。

飼い主が良かれと思ってとっていた行動のせいで、愛犬は本来の性格を引っ込めて、そのようにふるまっているのです。

飼い主たちは小さくてモコモコしたトイプードルの子犬が「犬」であるということを忘れて腫物のように扱い、小さな犬たちを「お姫様」「王子様」のように扱ってしまいます。

飼い主のこのような関わり方が続いた結果、賢いプードルたちは「扱われているようなキャラクターでいなければならない」と勘違いをしてしまいます。

本当はそんな行動をする性格ではないのに、「飼い主がそのように望んでいる」から「そのように行動しなければ」と思って行動しているだけなのです。

もちろん、お互いに全力で相手のためを思って行動しています。

しかし、まるで気持ちがすれ違ってしまっているのです。

犬を犬として尊重することで解決

こうしたケースでは、飼い主が愛犬を今一度「犬」として扱い、接し方を変えてあげることで、犬の勘違いが解けて、みるみる行動が改善することがほとんどです。

いくら、スワレやフセだけ訓練しても、生活のなかで発生している困りごとは変わりません

トイプードルのケーススタディ

当サイトの事例紹介でとりあげたトイプードル関連のしつけについては、以下のページから見ることができます。

小ささへの異常なこだわりの弊害

トイでは飽き足らず、「ティーカップ」や「タイニー」といった枕詞のついた、病的に小さく生まれたプードルたちが生み出され、ブランド化し、人気になっています。

もはや、モルモットサイズ。

あまりに小さく生まれた結果として、生命の維持はどうにか可能な状態であっても、ヒトとのコミュニケーションが難しいほどに脳の機能に異常をきたしてしまっているケースも、残念ながらあります。

この場合は、お互いがより良く過ごせる妥協点を見つけて、共存していくしかありません。

これに、飼い主の責任はありません。

「小さい=可愛い」という世間の間違った常識と、それに迎合して、儲けのために異常な小型化を極める繁殖をした繁殖屋のモラルに責があると言えます。

犬を飼う前に、一人ひとりが流行りに踊らされず、しっかりと本質を見極めることが重要です。

お金を出す人がいるから、作る人も現れるのです。

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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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