愛犬とお散歩に出るとき愛犬のための道具ばかりに意識が向きがちですが、飼い主さんの身につけるものも意外と大切です。
今回は飼い主が身につけるアイテムで注意したいポイントについて考えて行きたいと思います。
飼い主さんの持ち物
- お散歩バッグ
- リード
- スマホ
- イヤホン
- 家の鍵
お散歩バッグ
お散歩バッグを選ぶときの最低限のチェックポイントは以下のとおり。
- 必要なものが全部入る
- 持ち歩きやすい
- 丸洗いできる
より詳細なお散歩バッグの選び方や、お散歩バッグの中に入れておくべき物については以下の記事で紹介しています。
ドッグトレーナー推奨!散歩バッグの必需品と選び方【2024年版】
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リード
リードは一見「愛犬のアイテム」と思いがちですが、じつは「飼い主のアイテム」です。
首輪やハーネスについては愛犬の体型に合わせて選ぶのですが、リードは愛犬の体高と飼い主の身長に合わせて選ぶからです。
このため、同じ犬のお散歩を同じ家族がするのであっても、身長のちがいによって合うリードは違ってきます。
家族間で明らかな身長差(おおよそ15~20センチ)あるばあい、マイリードをもち使い分けることをお勧めしています。
リードのえらびかた
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リード・引き綱の種類
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スマホ
今や持たずに外出しない大人はいないといっても過言ではないスマートフォン。
愛犬の散歩のときにも持ち歩いていると思います。
しかし、スマホを片手に持ったままでは不測の事態が起きた際、すぐに犬を制御することができません。
不測の事態にもすぐに対処することができるよう、スマホには肩掛けの紐を取り付けて使用しましょう。
お散歩バッグやポケットにしまう余裕はありませんよ。
イヤホン
スマホを持ち歩くのと並行して、イヤホンをしながら愛犬のお散歩をしている方も多く見かけます。
しかし、周囲の犬の状況に気づかず、また自分の犬の吠えている声が聞こえていない飼い主さんがあまりにも多く、散歩中に愛犬を制御できていません。
犬の散歩中に完全に耳をふさぎ爆音で音楽を聴くことは、ジョギングでイヤホンをしている以上に危険です。
犬のお散歩中に、ほかの犬とのすれ違いを安全に行うことは飼い主の重要な役割のひとつです。
もし、どうしてもイヤホンで音楽を聴きたいばあいは「骨伝導イヤホン」を使って、周囲の音もきちんと拾いながら、安全に音楽を楽しんでください。
家の鍵
家の戸締りも忘れずに。
鍵を忘れて出かけないように気をつけましょう(自戒を込めて)。
Suzyはお家の鍵のキーホルダーに、先代ポコちゃんの尻尾の骨を入れた遺骨カプセルを着けています。
飼い主さんの服装
- 靴
- 帽子
- 日焼け止め
- 手袋
靴
愛犬とお散歩するときお散歩専用の靴を決めている飼い主さんはいますか?
愛犬と自分の安全を第一に考えて、お散歩用の靴を選びましょう。
とっさの動きに対応することを考えて選ぶ
犬のお散歩では不意の出来事に対応しなければいけないことがあります。
未就学の幼児を連れて歩いているのと同じです。
何が起きてもすぐに対応できるように、俊敏に動ける備えをしておく必要があります。
ヒールの靴やサンダルでのお散歩は危険
ヒールの高い靴や踵のないサンダルでは全速力で走ることは不可能です。
オフィスへ出勤する際に履いていくパンプスやミュールなども、もちろん散歩に適した靴とは言えません。
汚れても良い靴・洗える素材
犬たちがお散歩中に好んで行く場所といえば、公園や草むらなど比較的靴が汚れやすい場所になるでしょう。
このため、洗える素材でできた靴をお勧めします。
そして、定期的に靴を洗いましょう。
雨の日はとくに「滑りにくい」靴を
また、雨の日にお散歩に行くと普段よりも道路が滑りやすくなっています。
すべって飼い主が転んだ拍子に手からリードが離れてしまい、犬が脱走してしまう「迷子事件」も起きています。
愛犬を迷子にさせないためにも、雨の日のお散歩用の靴は底面が滑りにくい加工がされている靴を選びます。
必ずしも長靴でなくても滑りにくいことのほうが大事だと思います。
帽子
日焼けを避けたい飼い主さんは、帽子をかぶることをお勧めします。
ただし、怖がりのワンちゃんは「つば」の広い帽子を怖がります。
よそのワンちゃんに近づくときは帽子で怖がらせないように気をつけてあげましょう。
日傘の是非について
帽子より強力に日除け対策をしたい飼い主さんは、愛犬のお散歩中に日傘を使いたくなるかもしれません。
しかし、日傘を使うと片手がふさがってしまい、安全にお散歩をするのが難しくなってしまいます。
自転車の傘さし運転がNGなのと同じ理屈です。
日傘をさしてのお散歩は避け、UVカットの上着を着るなど別の方法で紫外線対策をすることをお勧めします。
日焼け止め
日焼け止めは紫外線対策には欠かせません。
塗りなおし用をお散歩バッグに1本入れておくことをお勧めします。
サングラス
目に入る紫外線を避けることも日焼け対策には大切なようです。
しかし、犬たちはサングラスをしている人を警戒します。
犬はサングラスが怖い
理由は、サングラスをかけた人は「目の表情」を読むことができないからです。
犬たちは「目の表情」から相手の気持ちを読み取り、それに応じてコミュニケーションをはかろうとします。
このため、サングラスを掛けていて犬に警戒されてしまったときは、サングラスを外して目の向きをみせたり、色の薄いサングラスをするなどして、犬をむやみに怖がらせない配慮をすることも必要でしょう。
手袋
夏場は手の甲と腕の日焼け防止のために、手袋をしてお散歩をする方もいらっしゃるかと思います。
お散歩中に身につけるアイテムとして日焼けを気にされない方にもおすすめなのが「軍手」です。
もし、日除け対策として手袋を使わないばあいでも「軍手」をはめてお散歩すると以下のようなメリットがあります。
軍手のメリット①:リードをもつ手が痛くない
引っ張りの強いワンちゃんのばあい、リードをもつ手が痛くなることがあります。
軍手をしていると、引きの強さのダメージを減らすことができます。
ただし、引っ張りを直していくことも大切です。
軍手のメリット②:マッサージ
愛犬に限らずお散歩中に出会うワンちゃんたちを、軍手をはめた手でマッサージすると犬たちにとても喜ばれます。
素手よりも軍手をはめた手でマッサージされるほうが、手が直接触れるよりも安心感があるようです。
マッサージした後の軍手を見てみてください。
意外と真っ黒に汚れます(笑)
軍手は洗濯機で洗えばまたきれいになります。
軍手のメリット③:ついでにお手入れ
軍手をタオルの代わりにして愛犬をマッサージをしながら、ついでにお手入れしちゃいましょう。
とくに、目の周りや口、耳の中をお手入れしようとすると身構えてしまいがちなワンちゃんには、マッサージついでに軍手を使って拭いてあげることから始めると比較的スムーズにお手入れを受け入れるようになります。
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まとめ:安全なお散歩のために
愛犬の安全を守るためには、愛犬に安全な犬具を装備することはもちろんですが、飼い主さん自身の装備も安全対策をしっかりとしていなければいけません。
それにくわえて、犬を怖がらせない配慮も必要です。
毎日、たくさんのワンちゃんがお散歩中に飼い主さんとはぐれて迷子になっています。
ひとたび迷子になった飼い犬が、飼い主さんと再会することができる確率はとても少なく、多くの子が事故に遭って亡くなったり、保健所に収容されたりしています。
また、飼い主さんも気を抜いて歩いていると思わぬアクシデントにあって大きなけがを負うことも少なくありません。
愛犬も飼い主も痛い目に遭うことがないよう、今一度身につけるもの、持ち物を見直してみましょう。
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