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犬のアタッチメントセラピー

「犬のしつけ」というと犬に厳しい訓練をすることだと思う飼い主さんも多く、可愛いわが子を訓練をすることに抵抗がある方も少なくありません。

実際、そうした「訓練」が犬のしつけに与える効果は限定的なもので、それさえやればすべてOKというものでもありません。

コマンドにしたがって動作をするように教える訓練だけが「犬のしつけ」ではないことも事実なのです。

東洋思想の「犬のしつけ」

東洋思想をベースにした「犬のしつけ」の考え方では、「訓練」的な要素は最小限にして、それ以外の飼い主にとって親しみやすいさまざまな手法を用いて、飼い主とその愛犬がより上手にコミュニケーションをとれるようにしていきます。

東洋思想的な犬のしつけ方法には乳幼児の発達心理学を応用した手法も多く、それが「子育て」を経験した飼い主にとって受け入れやすいものになっていると考えられます。

その一つが「アタッチメントセラピー」です。

アタッチメントセラピーとは

「アタッチメントセラピー」は人間の心理療法において、乳幼児期に形成される愛着(アタッチメント)が、その後の発達や人間関係に与える影響に着目した心理療法です。

単にタッチセラピーとも呼ばれます。

アタッチメントとは

おもに乳幼児期に養育者とのあいだに形成される、強い感情的な絆のことです。

このアタッチメントが、その後の自己肯定感、対人関係、感情調節、ストレスへの対処法などに大きな影響を与えると考えられています。

飼い主と愛犬のためのアタッチメントセラピー

「飼い主と愛犬」と、「親と乳幼児」の関係の類似性に着目して、乳幼児のアタッチメントセラピーを発展させた「飼い主と愛犬のためのアタッチメントセラピー」が、直接的なトレーニングよりも効果を上げることがあります。

(飼い主と愛犬向けの)アタッチメントセラピーとは、間の子育てでも行われている以下の方法を応用したものの総称です。

  1. (飼い主の)マインドフルネス
  2. (飼い主の)呼吸法
  3. (飼い主による犬の)マッサージ

そして、飼い主がヒトとイヌの物事のとらえ方の違いを理解しながら、総合的にイヌ・ヒト双方の感情のコントロール力を向上させていきます。

愛犬とのかかわり方の改善

これは、一時的なトレーニングではなく飼い主の愛犬とのかかわり方を改善し、(犬の)生涯継続していくものです。

飼い主と愛犬のセラピーにおいては、今現在、その愛着スタイルがどのようなものであったとしても、飼い主が「望ましい精神状態に導く」ことを目的としています。

今現在の愛犬の心の状態がどうであれ、飼い主が望ましい精神状態をつくりだし、愛犬にその状態を感じ取らせることができれば良いのです。

言葉で交流をしないからこそスムーズに犬の自己肯定感を高め、飼い主との信頼関係を築くことを助けます。

そして、飼い主が「日常生活における愛犬にとって良くない自分の行動パターン」に気づき、より良い接し方を習慣にすることをサポートします。

触れ合いの効果は全年齢対象

このアタッチメントセラピーは、パピーからシニアまですべての年齢の犬に対して行なうことができます。

何歳からでも始めることができ、そして、さまざまな効果があるため、非常に人気のあるメソッドです。

効果は学術的にも実証済み

脳科学の進展により、イヌとヒトの関係についても、より客観的なデータを得ることができるようになってきました。

これにより、今までは「経験則」でしかなく重要性が理解されづらかった方法に、根拠がともなうようになり、改めて東洋思想的なしつけの方法が見直されるようになってきました。

訓練によるトレーニングに効果を感じられないとき、行き詰まりを感じているときは、こうした方法を取り入れることをお勧めします。

Suzyのレッスンではレッスン開始時より基礎固めとして、以下のアタッチメントセラピーを実施していきます。

  1. 保定
  2. 赤ちゃん抱っこ
  3. ドッグマッサージ
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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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