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個性を尊重し幸せに暮らす方法:イヌと飼い主はちがう人格

フリスビーやアジリティなどのドッグスポーツやドッグダンス、そしてショーといった活動に愛犬とともに参加することは、犬とともにできる競技として注目を集めています。

これらの活動は愛犬との絆を深めポテンシャルを引き出す手段として、多くの飼い主に取り入れられています。

しかしながら、その一方でこれらの活動にのめり込み過ぎてしまい愛犬に過度な負担をかけてしまう飼い主が後を絶ちません。

実際、飼い主の過度な競技への取り組みに疲弊してしまった犬に関するしつけ相談を受けることも増えています。

このような状況が起こる原因は飼い主が犬に対して過度な期待を抱き、その期待に犬が応えられないことでストレスや問題行動が発生してしまうことが一つとなっています。

犬にも個性がある

まず、犬も人間と同じようにそれぞれに個性をもっており、得意なこともあれば不得意なこともあります。

どの犬も一様に同じような能力や興味を持っているわけではありません。

飼い主の過度な期待に潰れる犬たち

にもかかわらず、飼い主が犬に対して過大な期待を抱きその期待に応えさせようとすると、犬は次第に心身のバランスを崩し健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

とくに競技のパフォーマンスにおいて飼い主が高すぎる目標を掲げ、その達成を愛犬に求めることで犬が無理をした結果、身体だけでなく心も故障させてしまうことがあります。

このような状況を避けるためには、飼い主が「思い通りになるはずだ」という期待を手放すことが重要です。

家族の一員としてともに暮らす前提で迎えた「犬」との関係は相手を尊重し、自然体で接することが鍵となります。

人間同士の関係と同じように犬との関係においても相手の能力や限界を理解し、それを尊重する姿勢が求められます。

飼い主のために頑張る犬たち

犬は自分の価値基準は脇へ置いて、いつでも飼い主の期待に応えるために努力します。

しかし、その努力が報われないと犬は次第にストレスを感じるようになります。

その結果、問題行動が発生する可能性が高まるのです。

したがって、愛犬と幸せに暮らすためには飼い主がまず自分自身の期待を見直し、愛犬の個性やペースに合わせて接することが大切です。

とくに、ドッグスポーツ(ダンスを含む)やショーといった競技活動においては、愛犬の成長や努力を正しく評価し、その結果に対して感謝の気持ちをもつことが重要です。

たとえ結果が期待通りでなくても愛犬が見せた努力や成長を認め、その過程を楽しむ姿勢が大切です。

また、犬との関係においては飼い主が感情に流されず、つねに冷静であることが求められます。

犬は飼い主の感情に敏感に反応します。

飼い主が感情的になると犬も不安を感じたり、混乱したりすることがあります。

そのため、飼い主は愛犬の前ではつねに笑顔を絶やさず、穏やかな態度で接することが愛犬との信頼関係を築くための基本となります。

犬は飼い主がリラックスしているときに最も安心して自分らしさを発揮できるのです。

子育ての経験を応用できる

このように、犬との関係は子育てと似ています。

親が子どもに対して過剰な期待をかけすぎると子どもはプレッシャーを感じ、自己肯定感を失ってしまうことがあります。

逆に、親が子どもの成長を温かく見守り、その努力を評価することで子どもは自信を持って成長することができます。

犬も同じように飼い主からの過剰な期待や要求に応えられない場合、ストレスを感じてしまいます。

そして、犬も飼い主からの評価や励ましを受けながら自分のペースで成長していくことができます。

まとめ

愛犬との関係においては飼い主が愛犬に過大な期待をかけることなく自然体で接することが大切です。

愛犬の個性やペースを尊重し、その努力や成長を正しく評価することで犬も飼い主もともに幸せな暮らしを送ることができるでしょう。

そのためには、飼い主は愛犬の表情や態度から感情を読み取り個性を見極める能力を養うことが必要なのです。

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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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