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マーチンゲールカラーの扱い方

コメントこの「マーチンゲールカラーの扱い方」の記事は、とてもたくさんの方に読んで頂いているようなので、さらに詳しい解説を追加しました↓

どんな犬種に対しても、もっともお勧めする首輪のタイプはマーチンゲールカラーですが、その効果を最大限に発揮するためには、扱い方に少しコツが必要になります。

このため、マーチンゲールカラー(ハーフチョーク)使用時の注意点についてご紹介します。

マーチンゲールカラーとは?

マーチンゲールカラーは、犬の首に巻くパーツと、リードをつなぐためのDカンの付いているパーツが分かれた形状をした犬の首輪です。

装着のイメージ図(クリックすると楽天市場にジャンプします)↓

マーチンゲールカラーについてのより詳しい説明や、購入する際の選び方、お勧めの商品については以下のページをご参照ください。

大切なサイズ合わせ

マーチンゲールカラー(ハーフチョーク)を使うときはサイズ合わせがとても大切です。

サイズ調節ができるものを選ぶ

ハーフチョークとして売られてる首輪のなかには、デザイン性を重視して首輪のサイズが一切調節できないものも多いです(革製に多い)。

運よくサイズが合っていればいいのですが、そうでなければまったく役に立ちません。

このため、サイズ調節のできないデザインの首輪ではなく、愛犬の首回りに合わせてサイズ調節ができるナイロンやポリエステル製などの首輪(マーチンゲールカラー)を選びましょう。

おしゃれだけど単なるファッションアイテムになりがちなハーフチョークの例↓

首輪の位置

耳の付け根と顎の付け根で合わせる

下の写真では、首輪が顎の付け根と首の付け根の中間あたりに位置していますが、もっと上の「顎の付け根」と「耳の付け根」の場所でサイズ合わせをします。

リードをつなぐほうの輪一部(犬の大きさや状態により1~3cm程度)が、きちんと犬の首にかかっている必要があります。

以下の写真では、リードをつなぐ側の輪の一部がしっかりと首にかかっているのが分かります↓

ゆるゆるでは意味なし

なんだか苦しそう」という理由で、マーチンゲールカラー(ハーフチョーク)の2つ目の輪っかが、リードを引いても首にかからないほどゆるゆるの状態で使っている方が少なからずいらっしゃいます。

首輪が緩いことの問題点

首輪のサイズが合っていない(緩い)と…

  1. 首輪抜けによる事故や迷子
  2. 力を加えないと犬に伝わらないので飼い主がイライラする・疲れる
  3. 喉元を締めることになり犬はかえって苦しむ

という結果になり、何も良いことはありません

せっかく、(正しく使えば)とても有効な道具を使っていても、正しい使い方ができていなければ宝の持ち腐れです。

リード操作のコツ

せっかく正しくマーチンゲールカラー(ハーフチョーク)をつけていても、犬に引っ張られたまま漫然と歩いていては何の効果もありません。

  1. 伸縮式のリードは使わない
  2. ハリとたるみを意識
  3. 引きっぱなしはNG

伸縮式のリードは使わない!

マーチンゲールカラーやハーフチョーク(他のすべての首輪もそうですが)を使用する際は、伸縮式のリードの使用は厳禁です。

伸縮式リードの例↓

ハリとたるみを意識!

マーチンゲールカラー(ハーフチョーク)を使うときはとくに、リードを張りっぱなしにしないように常に気を配ります。

マーチンゲールカラーは引くと締まる形状になっていますが、チョークチェーンやスリップカラーのように犬の首をどこまでも締め付けるのではなく、予め調節した範囲内で締まるようにできている首輪です。

このため、犬の首を絞めすぎる心配がなく、コツさえつかめば犬にわかりやすい合図を送ることができるようになります。

初心者でも十分使いこなせる首輪です。

犬はハリとたるみをどう考える?

犬たちは、首輪に圧がかかったり・かからなくなったとき、以下のように考えます。

『首輪が張っている』

(×)言われたことができていない

のだなと判断します。

そして、「今、飼い主が自分に求めていることは何なのか」かを一生懸命考えます

一方、

『首輪が緩んでいる』

(〇)言われたことがきちんとできている

のだと理解し、今、自分がしていることは「飼い主が求めていること」だと判断します。

引きっぱなしはNG

飼い主を引っ張りながら歩くことで首輪が締まり、うっすら息苦しくなった犬はかえって興奮し、より一層引っ張るという悪循環に陥ります。

そして、リードを通じた飼い主とのコミュニケーションをとることをあきらめてしまいます。

引く&緩めるのコミュニケーション

リードを持つ飼い主の側がリードを張ったり緩めたりする意味を理解し、適切なタイミングで力加減ができるようになることが大切です。

引いたら緩め、引いたら緩めを繰り返し、愛犬が求められていることが何なのかを考えることを促していくのが、首輪を使ったコミュニケーションです。

「引く」といっても、強く引っ張る必要はほとんどありません。

軽く、合図を送るようなイメージです。

つぶやき人間に対して、肩を指や手のひらでトントン叩いて注意を促すようなイメージです。

ゆるゆるの首輪やハーネスよりも優しい関係

これまで、ゆるゆるの首輪やハーネスを着けた愛犬に対して、リードを力任せに引っ張って制御していた飼い主さんたちは、首輪を使った正しい散歩の仕方を教わると、必要な力はほんの少しなのだということにすぐに気づきます。

そして、これまで自分がいかに乱暴に犬を引き回していたかということに気づき、とてもショックを受けます。

オヤツを使う必要もなく、正しい首輪とリードの簡単な操作だけで愛犬と心の通う関係ができてくると、犬も飼い主もどんどん生き生きとしていきます。

二人三脚で上達していこう

着け方や扱い方がよく分からないときは、お近くのドッグトレーナー等の専門家に、愛犬の首にピッタリ合うようサイズ調節をしてもらい、リードの引き加減を見てもらうことをお勧めします。

そして、愛犬と一緒にリードを通じたコミュニケーションの取り方を練習をしていきましょう。

初めから上手にできる人も犬もいません。

飼い主と愛犬の二人三脚で上達していけば良いのです。

そのプロセスこそが愛犬と心の通った関係を作ります。

マーチンゲールカラーの商品やサイズについては、以下の記事で紹介しています。

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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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