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愛犬のシャンプーに必要なアイテム【2024年版】

家庭で暮らす犬たちは、お風呂に入らずに一生を過ごすことはできません。

一般的には、1カ月に1回ぐらいの頻度でシャンプーをします。

皮膚の状態や被毛の汚れ具合によっては、もっと頻繁に洗う必要がでてくるかもしれません。

毎月、トリミングサロンにシャンプーをお願いできるばあいでも、愛犬を自宅で飼い主さんが洗ってあげられるようになっておくことは大切です。

愛犬がまだ若いうちは「お金を払って人に頼めばいいや」と考えがちですが、シニア期入り体力が落ちてくると、トリミングサロンまでの移動や、施術のあいだ慣れない場所で立ち続けていることが、犬の心身にとって非常に大きな負担となってきます。

将来を見据えて、愛犬が元気なうちから飼い主自身が自宅で最低限の手入れ(自宅シャンプーや爪切り)ができるようにしておくことが、愛犬の命と健康を守るためにとても大切になってきます。

シャンプーのえらびかた

犬用シャンプーも、ドッグフード同様に星の数ほどたくさんの種類が売られていて、何を使えばよいのか、本当に迷ってしまいます。

Suzyはペット専用ではありませんが犬も洗える”All Purpose Soap”を犬用シャンプーとして使っています。

犬も洗える『マジックソープ』

手に入りやすいオールパーパスソープはマジックソープです。

自分の化粧落としとしても使っていますが、よく落ちるにもかかわらず肌が突っ張らないので、もう20年以上リピートしています。

肌が弱くアトピー気味だった先代のチワワも、このマジックソープを使って週1ペースでシャンプーすると肌の調子が良かったです。

以後、我が家にやってくる保護犬たちはみんなマジックソープで洗っています。

マジックソープとは

マジックソープは1948年に米国で生まれた液体せっけん(固形もあり)で、以下の特徴があります。

  1. オーガニック原料の使用
  2. フェアトレードによる材料調達
  3. 反・動物実験
  4. 100%リサイクルプラスチック
  5. 気候変動への取り組み(製造・物流面)

石油系界面活性剤や合成保存料、合成着色料、合成香料を使用していないオーガニック商品です。

また、主要原材料をフェアトレードで調達したり、リサイクルプラスチックを100%使用したボトルを使用しています。

そして、製品の開発・製造において動物実験を行わない、製造・物流過程における気候変動への取り組みなど、製品のみならずメーカーの経営姿勢も支援したくなるものとなっています。

さまざまな香りがある

また、マジックソープにはさまざまな香りがあり、2023年11月現在、全部で11種類の香りが販売されています。

アロマの刺激は犬に強すぎる!?

Suzyはこれまでに以下のアロマの香りがするマジックソープを使ってきました。

  1. ラベンダー
  2. ティーツリー
  3. ユーカリ
  4. ペパーミント

Suzyにとってはどれもハーブのとても良い香りだったのですが、犬には少々きつかったようです。

精油成分が目に染みたのかもしれません。

ベビーマイルド(無香料)+αで

このためアロマ系のソープは、無香料のベビーマイルドにブレンドして使っています。

「ベビーマイルド」は、その名のとおり赤ちゃんを洗うこともできる無香料の液体ソープです。

つぶやき少し香りが欲しいので、Suzyはベビーマイルドに別のアロマのマジックソープ(ラベンダー)をブレンドして使っています。

サイズ展開

お試しサイズから1ガロンまで、さまざまな大きさのマジックソープが販売されています。

小さいボトルで香りを試してから、気に入った香りを大きなボトルを購入することをお勧めします。

ミニセット (59mL×4本)
S サイズ (237mL)
Mサイズ (473mL)*専用ポンプ (別売)あり
L サイズ (946mL) *専用ポンプ (別売)あり
並行輸入品(3785ml)

日本の正規代理店では商品ラインナップに入っていませんが、本家米国のドクターブロナーからは1ガロン(3785ml)サイズも販売されています。

以前はコストコでガロンサイズのマジックソープを売っていたのですが、コストコでも売らなくなってしまい残念です。

ネット通販では手に入れることができるようです。

別売ポンプノズルが便利

容器が大きくなるほど割安になりますが、使うときに容器の重さでソープがドボッと出すぎてしまうことがよくありました…。

しかし、別売のポンプノズルを取り付けたところ、こぼすことなく適量を出すことができるようになり、無駄遣いをせずに済むようになりました。

MサイズとLサイズには別売のポンプノズルが用意されています。

「とりあえず1本」の犬用シャンプー

犬用のシャンプーを購入したいけれど、何を買ってよいか分からないときは、動物病院で相談してみてはいかがでしょうか。

動物病院で売っていることの多いポピュラーなシャンプーで、「とりあえず1本、犬用のシャンプーを」とお考えの方にお勧めのシャンプーはこちらです。

「ノルバサンシャンプー0.5」 200mL

ノルバサンシャンプーは特別何か薬効のあるシャンプーではなく、オールマイティに使えるシャンプーです。

皮膚トラブルがある場合は、動物病院で症状に応じたシャンプーを処方してもらうと治りが早いはずです。

リンスは必要か?

これまで我が家にやってきた犬たちは全員短毛種だったので、あまりリンスやコンディショナーの必要性を感じてきませんでした。

長毛種は毛のもつれを防ぐために必須なのかもしれませんが、Suzyは美容については専門外なので、通っているサロンのトリマーさんに相談していただくのが良いと思います。

ちなみに、タラ氏は人間用のリンスを使っています。

つぶやき「h&s」や「パンテーン」を使うとかなりサラサラになり、ご近所でタラ氏をナデナデしてくれる方々に好評です。

保湿の重要性

とはいえ、短毛種であっても皮膚の乾燥がトラブルを招くこともあり、乾燥する季節(冬)は保湿が大事になってきます。

そんなとき、我が家ではイヌ・ヒト兼用でキュレルやカミツレ(カモミール)を使っています。

キュレル 入浴剤

人間の赤ちゃんもOKなヒト用保湿入浴剤。皮膚の弱い犬にも合います。

華密恋 薬用入浴剤

湿疹などに効果があるといわれるカミツレ(カモミール)。

さらに、カモミールには心を穏やかにする効果があるとか。

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乾かす

シャンプー後は、生乾きのままでは雑菌が繁殖してしまいます。

乾かすまでがシャンプー(グルーミング)です。

  1. ブルブル
  2. タオルドライ
  3. ドライヤー

ブルブル

シャンプーが終わったら、できるだけ乾かす時間が短くなるように水切りをしっかりとします。

愛犬の耳にふっと息をかけると、ブルブルっとしてくれるはずです。

シャンプーのたびに「ブルブルして」と声かけをしていると「ブルブル」してほしいタイミングでしてくれるようになります。

タオルドライ

じゅうぶん、ブルブルしたところでタオルドライをしていきます。

タオルも吸水力の高いものがたくさん出回っています。

吸水力の強いタオル

セームや速乾タオルなどを使ってみたこともありますが、普通のタオル以上に便利だと感じることはなく…。

サイズはフェイスタオルが万能

大判のタオルは洗濯(干す・畳む)が大変なので、犬の大きさにかかわらずフェイスタオルを何枚も使うほうが、必要な枚数を調整して使えるので便利だと感じています。

個人的には、薄手のフェイスタオル(旅先でもらえるやつなど)を必要なだけ使うのが、拭くのも選択するのも楽なのでは?と思います。

短毛種はタオルドライのみでもOK

先代ぽこちびたは皮膚が弱く、皮膚専門のいろいろな獣医さんの話を聞きに行きましたが、ドライヤーの風と熱が皮膚にダメージを与えるため、皮膚の弱い短毛種はタオルドライをしっかりすればドライヤーはしなくていいそうです。

長毛種はドライヤーでしっかり乾燥

長毛種はタオルドライのみでは毛がもつれてしまうため、ブラシをかけながらドライヤーできちんと乾かす必要があります。

濡れた毛をもつれたままにしておくと雑菌が繁殖し、せっかく洗ったにもかかわらず生臭くなったり、皮膚トラブルの原因になったりするので、しっかりと乾かします。

なぜ毛のもつれはダメなのか

なぜ毛のもつれがいけないかというと、毛玉ができるからです。

犬は毛玉ができると動くたびに皮膚が引きつれて痛みや不快感を感じます。

また、団子になった毛の中が体温や気温で蒸れて雑菌が繁殖し、皮膚トラブルを引き起こします。

こうした皮膚トラブルで病院にかかると治療が完了するまで、しばらく通院が必要になってしまいます。

また、いちど毛玉になるとプロのトリマーでも犬に痛みを与えないようにそれをほぐすのにはとても時間がかかるため、トリミングの際は追加で「毛玉料金」が発生します。

その犬種の健康を保つ手入れをする余裕が自分にあるか

犬を飼うときは「その犬種の健康を保つ手入れが自分にできるか」を考えることも大切です。

人間が作為的に生み出した不自然な体をもつ純血種(長毛種やトリミング犬種)たちは、短毛種なら耐えなくてもいい「ドライヤー」や、毛玉にならないための手入れや全身の散髪にも慣れなければいけません…。

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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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