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散歩中に犬が食べたら『危険』な植物13種

われわれ犬と暮らす者たちにとって愛犬との散歩は生活の一部であり、飼い主・愛犬の双方にとって貴重な時間です。

しかし、道端や公園などのお散歩ルートに生えている植物のなかには犬が誤って食べると有害なものも数多く存在します。

本記事では犬が食べてはいけない植物を季節ごとに取り上げ、それぞれの危険性を解説します。

春:新芽や花が咲き始める季節

誰もがよく知っている春の花たちは犬にとって危険なものも少なくありません。

1. スイセン

スイセンは春を代表する花で公園や庭先でよく見かける植物です。

とくに球根部分に強い毒性があり犬が食べると嘔吐、下痢、腹痛、震え、心拍の異常を生じることがあります。

球根を掘り起こして食べてしまうことが多いため犬が近づかないように注意が必要です。

2. ツツジ

ゴールデンウイーク頃に美しい花を咲かせるツツジですが犬にとっては非常に有害です。

少量でも摂取すると嘔吐、下痢、よだれ過多、脱力、心臓の不整脈が起こる可能性があります。

ツツジは歩道と車道の境界や公園に非常によく植えられているため犬の散歩中は注意が必要です。

3. シャクナゲ

ツツジの仲間であるシャクナゲも春に鮮やかな花を咲かせます。

シャクナゲはすべての部分が有毒で犬が摂取すると嘔吐、下痢、脱力、心拍の異常を引き起こす可能性があります。

庭や公園でよく見かける植物なので犬がかじらないように注意しましょう。

4. チューリップ

スイセン同様チューリップも春に咲く球根が有毒な植物です。

犬が摂取すると嘔吐、下痢、口内の刺激、さらには心拍の異常が生じることがあります。

花壇や公園にたくさん植えられる植物なので犬が球根を掘り出して口にすることがないよう気をつけます。

夏:豊かな緑と鮮やかな花の季節

夏も身近な植物が犬にとって毒をもちます。

5. アジサイ

初夏に咲くアジサイは日本の庭や公園で広く見られる植物です。

見た目は非常に美しいですがアジサイの葉や花にはシアン化合物が含まれており犬が摂取すると中毒症状を引き起こします。

嘔吐、下痢、無気力、呼吸困難などの症状が見られる場合があり、とくに大量に摂取した場合には生命の危険が伴います。

6. アサガオ

小学1年生が育てて夏休みに観察する植物の定番である「アサガオ」はフェンスや庭先を美しく飾りますが種子に強い毒性があります。

犬が朝顔を摂取すると、嘔吐、幻覚、神経系の異常がみられることがあり、とくに種を食べた場合には危険です。

朝顔の生えているフェンスのそばを歩く際は注意しましょう。

また、自宅で朝顔を育てているばあいは近づいてはいけないことを教えることも大切です。

7. ヨウシュヤマゴボウ

夏から秋にかけて黒い実をつけるヨウシュヤマゴボウは雑木林や空き地に自生していることが多い植物です。

実や根に毒性があり犬が摂取すると消化器症状や神経系の異常が現れることがあります。

黒い実が目立つので犬が興味を持たないように注意が必要です。

8. キョウチクトウ

温暖な地域でよく見られるキョウチクトウは葉や花、茎など全体に非常に強い毒性を持っています。

犬が少量でも摂取すると嘔吐、下痢、心拍の異常、さらには死に至ることもあります。

街路樹や公園の植栽としてよく植えられているため散歩中に犬を近づけないようにしましょう。

秋:実りの季節、紅葉とともに注意が必要な植物

紅葉の季節はお散歩シーズンです。

さまざまな場所へ足を運ぶ機会も増えるためより注意が必要です。

9. ヒガンバナ

秋に咲くヒガンバナは鮮やかな赤い花で目を引きますがとくに球根部分に強い毒性がある植物です。

犬が摂取すると嘔吐、下痢、よだれ、痙攣、呼吸困難などの症状が現れ重症の場合は命に関わることがあります。

原っぱや川沿いなどでよく見かけるので近づかせないようにしましょう。

10. イチイ

イチイは、公園や庭園の生け垣としてよく利用される常緑樹で赤い実をつけます。

しかし、イチイの葉や種子には強い毒性があり犬が摂取すると嘔吐、心拍の低下、呼吸困難、突然死を引き起こすことがあります。

赤い実が目を引くため犬が口にしないように見守る必要があります。

冬:寒い季節にもある注意すべき植物たち

クリスマスの定番植物のなかには犬が口にすると危険なものが多いです。

飼い主もイベントが多く気が緩みがちになるので注意が必要です。

11. ナンテン

冬になると赤い実をつけるナンテンは庭や公園によく植えられています。

この実は犬にとって有毒で摂取すると嘔吐、下痢、痙攣などを引き起こす可能性があります。

とくに赤い実が犬の注意を引くことがあるため実を拾い食いさせないように注意しましょう。

12. ポインセチア

ポインセチアはクリスマスの装飾としてよく使われる人気の植物です。

しかし、犬にとって毒性は比較的軽度ですが摂取すると嘔吐や下痢などの軽い消化器症状を引き起こすことがあります。

もし、室内でポインセチアを飾る際は犬が届かない場所に置きます。

13. ヒイラギ

ヒイラギも冬の装飾に使われる赤い実が特徴的な植物です。

しかし、ヒイラギの実も犬にとって有毒で摂取すると消化器症状や唾液の過剰分泌を引き起こすことがあります。

冬季の散歩中、落ちている実を食べてしまわないよう注意を払う必要があります。

まとめ

私たちのお散歩コースには誰もが知っている一般的な植物でありながらじつは犬にとって危険な有毒植物が多数存在しています。

犬は好奇心旺盛で匂いや見た目に引かれてこうした植物をかじったり飲み込んでしまうことがあります。

毒性のある植物を口にすると健康に深刻な問題を引き起こす可能性があり、ときには命にかかわることもあります。

自宅の庭や家の中に犬が口にしたら危険な植物があれば処分するか犬が立ち入れない場所に移動して事故を未然に防ぐことが重要です。

飼い主は犬が口にすると危険な植物についての知識をもち、お散歩時にこうした植物の近くを歩く際は犬が誤って口にすることがないよう注意注意を払いながら歩かなければなりません。

もし、愛犬が有害な植物を誤って食べてしまった場合はすぐに獣医に連絡して早急な対処を行うことが命を守るための最善策です。

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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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