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愛犬のオシッコの後始末(お散歩編)

近年、犬の飼育に関する世間の意識が高くなり、ウンチの回収同様に『オシッコの後始末』も、飼い主が必ず処理するものであるというのが飼い主の常識となっています。

コメント時代によって、住む地域によって、犬の飼い方の常識は大きく異なっています。

一般的には、愛犬がオシッコをした場所にお水をかけることが必要となり、オシッコを洗い流すための水を持ち歩くのが常識になってきました。

排泄の後始末のために持ち歩く「水ボトル」には、さまざまなタイプがあります。

お水を持ち歩くためのアイテム

オシッコを洗い流すためにお水を持ち歩く際は空のペットボトルにお水をいれて使うこともできますが、お水を掛けやすい工夫がされたボトルや水飲み容器と兼用になっているボトルも販売されています。

お水ボトルの例↓
以下は、空のペットボトルのフタ部分に取り付けて使用するタイプです。

飲み水用の容器も忘れずに

お散歩中はワンちゃんも喉が渇いてお水が飲みたくなることもあります。

公園の水道などで新鮮なお水を容器に汲んで飲ませてあげるばあいは、携帯用の水飲み容器があるとかさばらないので便利です。

携帯用水飲み容器の例↓

犬用紙パンツ

近年は、ドッグカフェなど犬が入れる施設であっても「紙パンツ必須」を謳うところが増えています。

コメント男の子用はマナーベルト、女の子用はマナーパンツと呼んだりします。

飼い主の気づかないところでマーキングしてしまう事例が増えている結果なのだろうと思います。

しかし、紙パンツを着けっぱなしにすると蒸れて皮膚トラブルを起こすこともあります。

トイレトレーニングはしっかりしたうえで、あくまでもマナー(他者への配慮)として紙パンツを利用するべきだと思います。

道具に頼る前にすること

便利なグッズもいろいろありますが、愛犬の自宅外での排泄については、飼い主ができること・すべきこともたくさんあります。

場所を決めるのは飼い主

お水で流すのならばどこで排泄しても良いかというと、そういうわけでもありません。

犬の自由で所かまわず排泄させないようにし、お散歩時の排泄場所は飼い主が選びます。

人工物にマーキングさせない(例:道路標識、塀など)

道路標識や信号機、よそのお宅の門扉や塀などにオシッコを掛けてしまうと、いくら後から水をかけたとしても材質の劣化を早めてしまいます。

このため、金属製のものをはじめとした人工物にオシッコを掛けそうになったら、リードを引いてやめさせ、排泄しても良い場所まで連れていきます。

そして、「ここならオシッコしていいよ」と声をかけて排泄を促します。

排泄場所のコントロールが愛犬の聞く耳を育てる

好きなところでオシッコできないなんてかわいそうだと思ってしまうかもしれません。

しかし、犬は全部を自分が決めてよいと言われるとかえって不安になる生き物で、飼い主さんが一定のルールを設けてくれたほうが安心して生活できるのです。

そして、ルールや制限を決めてくれる人のことを信頼し、その人の言うことを聞きたいと思うようになります。

このため、排泄場所についてもある程度の場所は飼い主が決め、その範囲内で愛犬が選ぶようにすると、しつけの面においてもメリットがあります。

どこなら排泄させて良いのか?

いろいろと、気を遣わなければならない愛犬とのお散歩ですが、いったい私たち飼い主は、愛犬に対してどこで排泄をさせてあげればよいのでしょうか?

できるだけ草地や土の上をえらび、そこでオシッコをさせます。

コメント誰かが育てている花壇などに排泄をさせることはNGです

どうしても柱にオシッコを掛けたい性格の場合であっても、電柱や金属製の柱を避けて、街路樹や植え込みなどに誘導します。そして、お水を掛けて流すのが無難ではないかと考えます。

タイルやアスファルト上のオシッコの始末

タイルやアスファルトの地面にしたオシッコにお水を掛けて後始末をしようとしても、お水が地面に染み込みにくく、結果的にオシッコの範囲を広げることになってしまいます…。

こうした場所で排泄しないように誘導することが大事ですが、もし、こうした場所でオシッコをしてしまったときは、ペットシーツでオシッコを吸い取り、消臭スプレーをかけるという方法での後始末をすることをお勧めします。

めざせ、盲導犬の排泄マナー

「身体障害者補助犬法」では、盲導犬、介助犬、聴導犬の3つの補助犬の公共施設・民間施設への同伴受入れを義務付けています。

この3種の補助犬のなかでも、とくに目の見えない人の目の代わりとなって働く盲導犬は、ユーザーである飼い主とともに最も日本社会で普及しています。

しかしながら、いまだ多くの場所で立ち入りを断られており、こうした状況を改善するため、盲導犬は抜け毛や排泄について家庭犬の何倍もの配慮をしています。

お仕事中の盲導犬の排泄は以下のルールでおこなわれています。

  1. 排泄して良い場所とタイミングは人が決める
  2. 屋外でもペットシーツを使用
  3. コマンドで排泄

排泄して良い場所とタイミングは人が決める

盲導犬が排泄する姿を見て、不快をあらわにする人もいるそうです。

このため、盲導犬と出かける際はあらかじめ排泄場所の確保を考えてルートを決め、植え込みの陰などできるだけ人の目に触れない場所を選んで行うそうです。

そうして、盲導犬が少しでも不快に思われてしまう機会が減るように、排泄にはとても気を使っているとのことです。

家庭犬も所かまわず排泄させない配慮を!

盲導犬に関わる人たちは、一般の人たちが思っている以上に犬の排泄管理について努力をしています。

盲導犬がいくら排泄マナーに取り組んでいても、一般家庭の犬たちがいつでもどこでもオシッコを掛けていれば、犬の受け入れ先が増えていくことは難しいでしょう。

彼らの努力を無にしないよう、家庭犬たちも排泄場所を選ぶマナーをもちたいところです。

屋外でもペットシーツを使用

排泄場所を決めたらそこで好きにオシッコをさせるかというと、そうではありません。

決めた場所にペットシーツを敷き、そのうえで排泄をさせて、決してその場にオシッコの痕跡を残さないように気を配っているそうです。

コマンドで排泄

人が決めた場所とタイミングで排泄をするように訓練をしていて、コマンドをうけてペットシーツで排泄をするようにさせています。

家庭犬も教えればできる

上記のように、盲導犬は外出中、厳密な排泄管理がなされています。

こうしたマナーは何も盲導犬だけが身に付けられるということでもありません。

飼い主に強い意志と根気があれば、一般家庭の犬でも盲導犬レベルの排泄マナーを身に付けることはできます。

自身の愛犬に完璧な排泄マナーを身に付けさせようと思われた飼い主さんは、ぜひコマンドによるトイレトレーニングにもチャレンジしてみてください。

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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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