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犬のしつけ教室にかけたお金を無駄にしない7つの方法

「犬を飼ったらきちんと育てなければ」とは、犬を飼い始める前には誰もがもつ「決意」です。

でも、「たかが“犬”の世話。ググって見つけた情報で、それなりに育つだろう」と考え、実際に、しつけ教室へ足を運ぶ飼い主は(地域や世代によっても大きく異なりますが)まだまだ少ないのが日本の実情です。

多くの飼い主たちがそのような考え方でいるなか、愛犬のため、ご近所のために、プロのトレーナーにきちんと「犬のしつけ方」を教わろうとする飼い主さんは、本当に素晴らしいと思います。

犬のしつけにお金がかかる理由

多くの飼い主さんがしつけ教室に通うことに二の足を踏む理由のひとつに、「きちんと成果がでるトレーニングを習おうと思うと、それなりに費用が掛かる」という問題があります。

しかし、それにはいくつかの理由があるのです。

ソフトランディング・コースを選んでいる

日本のドッグトレーニング界隈では「犬が嫌がることをしない」という飼い主にとって耳触りの良い言葉が一人歩きしています。

それは、裏を返すと「できるようになるまでに、うんと時間をかける方法」という言葉にも置き換えることができるのです。

つまり、そもそも「選択した方法が完了するまでに時間(=お金)がかかるものだった」ということです。

何年たっても目標設定したゴールにたどり着けないままズルズルとレッスンに通い続けるか、途中で脱落してしまいレッスンを中途半端に終わらせて、何も変われないままになってしまうことになりがちです。

理論のつまみ食い

犬のしつけ方にはさまざまな方法がありますが、それぞれに、ベースとなる思想があります。

系統立てて実践しなければ犬が混乱し、なかなか覚えることができなかったり、途中で行き詰ってしまったりすることもあります。

また、犬の性格や状況によっても、用いるべき方法が異なります。

しかし、飼い主がその方法の元となる理論を知らないまま、あちこちの方法をつまみ食いした結果、いつまでたっても飼い主にも愛犬にも何も身につかない…という結果を招きがちです。

まずは、座学でさまざまな手法を知り、コレと決めたものを一通り学びきるまで取り組むことをお勧めします。

ちょっとやってはすぐやめる

レッスンの場で1回やって改善する犬の問題行動もたくさんあります。

しかし、トレーナーが帰ってからもずっとその状態をキープするためには、ある一定の期間(2~3か月程度)飼い主自身が集中して繰り返し取り組む必要があります。

それは、犬にとっても、人にとっても、それを当然の習慣にするまでに必要な期間なのです。

にもかかわらず、「できた→終了」にしてしまった結果、気づいたら元に戻る「リバウンド」を繰り返してしまい、いつまでたっても完成した状態を保つことができないままになってしまうのです。

つぶやきまた、日本においては、そもそも習いに来る犬が少ないために1頭当たりのレッスン単価を上げざるを得ないという、日本のペット文化における構造的な問題もあります。誰もが当たり前にお金を払って、(子犬の時だけでなく)いつでも気軽に犬のしつけを教わりに行く欧米圏では、1回のレッスン料は日本より安価ですが、たくさんの犬が集まるために経営が成り立ちます(犬を一定の時間以上留守番させてはいけない法律などがあり、犬の幼稚園や、お散歩代行サービスなども当然に利用されています)。卵が先か、ニワトリが先か…の問題であります。

かけた費用を無駄なく生かす方法

犬の教育にお金をかけることは決して無駄ではありません。

生涯にわたってともに暮らす、愛すべき家族が使う言語(犬語)を人間である自分が覚えてコミュニケーションをとれるようになるためなのだと考えれば、少しは日本でも「ドッグスクール」の敷居が下がるでしょうか?

しかし、誰でも、どんなお金持ちでも(いやお金持ちほど)、かけたお金を無駄にしたくないと思うはずです。

じつは、教わる順序やトレーナーの活用方法によって、レッスンにかかる費用と時間を結果的に節約することができます。

  1. できることは事前に予習する
  2. 基礎実技は個別レッスンを受ける
  3. 分からないことはどんどん質問する
  4. 習ったことは復習する
  5. 実践で使っていく
  6. 一定期間集中して取り組む
  7. ときどきフォローアップレッスンを受ける

です。

事前に予習をする

トレーニングを依頼する前に、そのトレーナーさんが執筆していたり、推奨している本や動画などの資料を読み、事前知識を得ることです。

実際にレッスンが始まると、ドッグトレーニング=飼い主トレーニングであり、語学やスポーツを習うのと同じように手・足・口を反射的に動かすことに習熟していく作業が中心となります。

このため、予備知識のあるなしが、上達の速さにつながります。

また、「飼い主がその理論に納得しているかどうか」が、犬の上達の成否を分けます。

犬は、飼い主が疑っていることを、そのまま疑うからです。

飼い主が心の底から信じて実践できないのであれば、いつまでたっても犬は直りません。

飼い主がたくさん勉強して、自身が納得できる理論を展開しているトレーナーの門を叩いてください。

基礎実技は個別レッスンを受ける

飼い主が基礎をしっかりと身につけ、愛犬の表情から感情を理解でき、性格傾向が分かるようになるまでは「個人レッスン」を受けるほうが、効率が良いです。

グループレッスンにも、グループレッスンの良いところがありますが、トレーナーの目はほかの飼い主や犬にも配らなければならず、また、愛犬も他の犬に気を取られがちで、どうしても飼い主自身が基礎を身につけるのに時間がかかってしまいます。

個人レッスンはグループレッスンに比べて1回のレッスン代は高額ですが、同じ成果が得られるまで習い続けた場合にかかる総額は、圧倒的に個人レッスンのほうがコスパが良いはずです。

もちろん、タイパ(時間効率)が良いことは言うまでもありません。

分からないことはどんどん質問する

グループレッスンでは、「こんなことを聞いて、ほかの飼い主さんに迷惑ではないか?」と遠慮してしまったり、質問タイムは自分の犬の行動に気を取られて終わってしまう…という方も少なくありません。

しかし、個人レッスンでは、生徒は自分だけなので、誰に気兼ねすることもなく質問ができます。

また、プライベートレッスンを受けている多くのトレーナーは、レッスン中以外にも、メールやチャットなどでの相談を随時受け付けるサービスもしているはずです。

ちょっとでも分からないことがあったとき、すぐに質問できる相手がいるという安心感はとても心強いと思うはずです。

習ったことを復習する

犬のしつけのほとんどは、「飼い主の習慣」を変えることといっても過言ではありません。

つまり、習いっぱなしにしてしまっては意味がなく、それが自分の習慣として定着するまで、何度でも繰り返し、身体に覚えさせていく必要があるのです。

このため、プライベートレッスンでは、どのトレーナーさんも飼い主さんに「宿題」を出すはずです。

飼い主さんが独学で取り組んでいたら、「まぁいいか…」とつい流してしまうかもしれませんが、パーソナルトレーニングでは次にトレーナーと会ったときに宿題の進捗を確認されますので、さぼりづらいはずです。

パーソナルトレーニングの良いところは、「人間の意志の弱さ」をフォローアップする点であるともいえます。

せっかく、決して安くはない費用をかけて習うのですから、身体に染みつくまで徹底的に復習しましょう!

実践でどんどん使っていく

そして、教わった内容というものは、日々の生活を暮らしやすくするために習っているもので、レッスンの場だけで使うものではありません。

普段の生活の場面やお散歩、お出かけ先など、愛犬とともに行動するさまざまな場面で応用して、どんどん使っていきます。

飼い主も愛犬も、場数をこなせばこなすほど、どんどん上手になっていきます。

もし、うまくいかないときは、【何かを間違え】ています。

それをトレーナーに報告してフィードバックをもらうのです。

一定期間集中して取り組む

先にも書いたとおり、犬のしつけとは、「飼い主の習慣を変えること」といっても過言ではありません。

これまで無意識にしてきたことを、別の行動に置き換え、それを当たり前の行為にしていくためには、ある一定の期間(2~3か月程度)飼い主自身が集中して繰り返し取り組む必要があります。

この「習慣化」に成功できたかどうかが、成否を分けると言っても過言ではありません。

ときどきフォローアップを受ける

とはいえ、自分だけでやっているとどうしても我流になってしまったり、曖昧さが出てきてしまうことは否めません。

すると、犬のほうもだんだん気が緩んできます。

そして、禁止されたことを再びやり始めるようになります。

また、時間が経つと成長のステージが変わり、新たな問題に悩むこともあるかもしれません。

そのサイクルは、人により、犬により、レッスンを終えてからどのくらい時間が経っているかなどの状況によりさまざまですが、レッスン卒業時から半年くらいは、月に1回くらいのペースでフォローアップを受けると、学んだことをより定着させることができるでしょう。

その後は、1年に1回程度、忘れそうになっていた内容を思い出すためや、今の姿をトレーナーに評価してもらうために、フォローアップのトレーニングを受けるのがお勧めです。

成長のステージによってアドバイスも変わってきますので、数年前に教わったこととはまた違ったアドバイスを得られるかもしれません。

愛犬の成長に必要な情報をアップデートする意味でも、何歳になってもしつけ教室へ行くことには意味があります。

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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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