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2025年版:愛犬の命を守る!ドッグトレーナーが選ぶ「お散歩の蚊よけ対策」5選

「蚊=真夏のイメージ」と思っていませんか?

Suzyは今年4月から蚊に刺されはじめました。

蚊はいつから出現する?

じつは、蚊が活動を始めるのは気温15度前後から。

蚊は気温15度くらいから活動を始め、20~30度のあいだにもっとも活発に活動するそうです。

春先から初夏にかけて、すでに愛犬が刺されるリスクは始まっています。

そして意外なことに暑すぎても蚊は活動できないようで、気温が35度を超える真夏日には蚊の活動が鈍くなるため、最も注意が必要なのは、むしろ「春〜梅雨明け」「夏の朝晩」「秋口」です。

私たちが気持ちよく愛犬とお散歩できる季節=蚊に刺される時期

と、考えたほうがよさそうです。

とくに、犬のお散歩では草むらなど蚊の潜んでいる場所にわざわざ行きがちですので、できるだけ刺されない対策をする必要があります。

飼い主は新年度の始まりとともに、お散歩時の「蚊除け対策」を講じなければなりません。

犬が蚊に刺されてはいけない訳:フィラリア症

犬は蚊に刺されることで、命にかかわる病気「フィラリア症」に感染する可能性があります。

心臓に寄生されたら取り返しのつかない寄生虫である「フィラリア」の感染を防ぐため、犬は蚊に刺されないよう気をつけなければいけません。

しかし、あとで述べる「蚊除け」対策では刺されることを100パーセント防げる訳ではないため、万が一蚊に刺されてしまったときのためにフィラリア予防薬の投与は必須となります。

フィラリアとその予防薬については、以下の記事で詳しく解説しています。

フィラリア予防薬の投与によりフィラリアが心臓に寄生してしまうことを防げたとしても、蚊に刺されてしまえば腫れたりかゆい思いをすることに変わりはありません。

人間だって痒いだけでは済まないことも

われわれ飼い主は「蚊」といえば愛犬のフィラリア感染ばかりを気にしがちですが、私たち自身も蚊に刺されて「痒い」だけで済まないかもしれないのです。

人間の命に係わる感染症を媒介するのも「蚊」

「蚊」は今もアジアやアフリカ地域でマラリアをはじめとするさまざまな感染症を媒介します。

「蚊」は地球上でもっとも人間の命を奪っている害虫と言われています。

グローバル化&温暖化による感染症の伝播

多くの人たちが世界中を移動することができるようになり、海外で現地の感染症にかかった人から国内で感染症が蔓延する様を、私たちはコロナ禍の数年間で目の当たりにしてきました。

日本の夏は東南アジアに匹敵するほど高温多湿化してきており、東南アジアや南米で流行っている感染症(デング熱やジカ熱など)への感染リスクが年々高まりつつあります。

刺されないための対策も必要

飼い主も愛犬も一緒に快適な散歩を楽しむためには、予防薬+「物理的に刺されない工夫」が必要不可欠です。

ここからは、人気&実用性の高い蚊よけアイテムを5タイプに分類してご紹介します。どれも飼い主と犬が一緒に使えるものを中心に選んでいます。

 【タイプ別】蚊よけ対策アイテム5選

一口に「虫よけ」といっても、さまざまなタイプのものが販売されています。

犬用・人用、それぞれタイプによるメリット・デメリットなどを比較し、好みに合わせて選べばよいでしょう。

  1. 薬剤不使用
  2. スプレータイプ
  3. 蚊取り線香
  4. 電池式
  5. 超音波

薬剤不使用:昆虫の習性を活用したトンボ型アイテム

蚊の天敵をうまく利用した面白い商品が流行っています。

それは、日本最大の肉食トンボ「オニヤンマ」

オニヤンマ君

数年前からキャンパーのあいだで注目を集めているのが、日本最大の肉食トンボ「オニヤンマ」の姿を模した虫よけグッズ。

蚊やアブなどの昆虫は、オニヤンマを見ると本能的に逃げるという習性を利用した「蚊除け」グッズです。

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おにやんま君
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「赤とんぼ」バージョンとセットのもあります。

また、胴体だけでも効果があるということで、オニヤンマの胴体を模したシリコンバンドも販売されています。

つぶやきSuzyは、昨夏の終わりごろに購入した「おにやんま君」が、気づいたらお散歩バッグからなくなっていました(落としてしまったようです…)。羽が大きくてよく引っかかっていたので、羽ナシでも効果があるならいいなぁ…

スプレータイプ:天然アロマで優しく防御

化学薬品の使用を避けたいと考える飼い主さんのために、蚊が嫌うが嫌う精油を配合した蚊除けスプレーがさまざまなメーカーから販売されています。

飼い主も犬も共用で使えて自然志向の飼い主さんに人気の蚊よけアイテムです。

オススメのアロマスプレー

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つぶやきSuzyは「A.P.D.C. ニーム&シトロネラスプレー」を使っています。香りが良いのでお散歩中に出会う犬友さんたちにも好評です↑

アロマスプレーは手作りもできる

また、材料が身近に手に入ることからアロマスプレーの手作りワークショップなどもイベントなどでよく開催されています。

つぶやき昨年、ワークショップを開催したのですが、告知が悪かったのかお申込みゼロでした。残念…(涙)

こまめな塗りなおしは必須

ただし、低刺激がウリのアロマスプレーには「効果の持続時間が短い」という弱点があります。

このため「こまめな塗り直し」が必要です。

散歩用バッグに常備しておきましょう。

蚊取り線香:煙と香りでしっかり防御

昔ながらの蚊取り線香も、持ち歩き出来るタイプの蚊遣りを使えば、腰に吊り下げてお散歩で使うことができます。

自然志向の飼い主さんに人気の「菊花線香」

また、菊花線香は天然成分を使用していて、赤ちゃんやペットにも使える刺激が少ない蚊取り線香として人気の蚊取り線香です。

使用感やっぱり、蚊取り線香には煙と匂いで守られているのが分かりやすいという安心感がありますね。ただし、煙は上に上がるので超小型犬のお散歩では足元までちゃんと煙が届いているかの不安はあります。

電池式:どこでも使える携帯型ディフューザー

モーターでファンを回すことで薬剤を周囲に広げるタイプの蚊除けです。

従来は室内用が多かったですが、最近は散歩に持ち歩けるコンパクトなモデルが増えています。

家の中ではコンセントに差して使っているタイプのものですが、持ち運びタイプでは電池式が多いようです。

使用感風通しの悪い場所や木陰では効果を実感しやすいです。犬のハーネスやカートにつけて使う人も増えています。
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AirBuggy for Pet(エアバギーフォーペット)
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超音波タイプ:音の力で蚊をブロック?

モスキート音と呼ばれる高周波で蚊を遠ざけるという仕組みの「蚊除け」も売られています。

しかし、血を吸う「メスは聴力が弱く」効果がないという指摘もあります。

まとめ:蚊から愛犬を守る準備、できていますか?

愛犬も飼い主も蚊に刺されないに越したことはありません。

  • フィラリア予防薬は毎月きちんと投与
  • 蚊に刺されないための物理的対策も忘れずに
  • 愛犬に合ったアイテムを選び、習慣化することがカギ

これらはすべて、われわれ飼い主の「責任」であり、愛犬への正しい「愛情表現」でもあります。

今年の夏は、安心・安全に散歩を楽しみながら、愛犬の健康をしっかり守っていきましょう。

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Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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