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愛犬の真夏の猛暑対策(お散歩編)【2024年版】

すでに梅雨明け前から35度を超え40度近い気温となる地域も出ています。

今年の夏は昨年以上の猛暑が予想されているようです。

私たちの大切な「尻尾の生えた家族」たちにとって今年もキビシイ夏になりそうです…。

何とか無事に乗り越えるための「暑さ対策」の方法をイロイロ考えてみたいと思います。

犬が人間よりも夏が苦手な3つの理由

  1. 毛皮を着ている
  2. ヒトより平熱が高い
  3. 体温を下げるのが苦手

毛皮を着ているから

犬は毛皮を着ているため、冬は寒さに強いです。

犬の毛は大きく「オーバーコート」と「アンダーコート」に分かれます。

「オーバーコート」は真夏の直射日光から皮膚を守る役割も担っています。

「アンダーコート」は寒さから身を守る役割を担っているため夏のあいだは量が減り(夏毛)、冬になると量が増えます(冬毛)。

夏毛になったとしても、犬たちにとって日本の夏は十分暑く辛い季節です。

ヒトより平熱が高いから

犬の平熱は38度ほどあり、もともと体温が高いです。

このため、寒いところは人間よりも得意なのですが、暑いところは苦手です。

体温を下げるのが苦手だから

人間は全身から汗をかいて体温を下げることができますが、犬は呼気と足裏の肉球からかく汗を使って体温を下げることしかできません。

このため、急激に体温が上がりすぎてしまうとすぐに下げることができず、熱中症になりやすいのです。

それでも散歩に行く「3つの理由」

犬たちは暑い夏を外で暮らすのに適した条件を備えていません。

しかし、それでもお散歩には行く必要があります。

理由は、おもに3つあります。

  1. 運動のため
  2. 外気を浴びるため
  3. 飼い主とともに行動するため

運動のため

2020年、コロナでロックダウンになり自宅から外出を禁止されたヨーロッパの国では「犬の散歩」での外出に限り一般人の外出が許可されました。

それほどまでに、犬たちには「身体を動かす必要がある」といえるのです。

夏のあいだじゅう家の中でじっとさせておけば、若い犬はエネルギーが有り余ってイタズラをするかもしれませんし、若くない犬も体調を崩してしまうでしょう。

外気を浴びるため

健康維持のために外気を浴びることが大事なのは、人も犬も同じです。

エアコンの効いた部屋の中にいるのは確かに快適ですが、それだけでは自律神経の働きがおかしくなってしまいます。

温度湿度の変化を適度に与え、自律神経に刺激を与えることが健康維持にとって大切なのは、犬も人も同じです。

飼い主と共に行動するため

犬は群れの移動をとおして絆を形成する生き物であり、お散歩を「群れの移動」に見立てています。

このため、お散歩をすることそのものが愛犬との絆を形成する大切な「儀式」であり、飼い主側からみれば「しつけの一環」でもあるのです。

4つの熱中症予防策

熱中症になりやすい犬と真夏に散歩に出るためにはどのような工夫をすればよいか、対策を考えてみます。

  1. 早朝・夜間など気温の低い時間帯に散歩に出る
  2. 日陰・草地を選ぶ
  3. 冷却グッズの使用
  4. 水分補給

早朝・夜間など気温の低い時間帯に散歩に出る

昼間はどうしても気温が高くなります。

とくに犬たちが素足で歩く地面付近のアスファルトの温度は60度を超えることもあり、日中にお散歩に出ることは現実的ではありません。

朝はできるだけ早朝に

朝は日の出とともにお散歩にでると、地面の温度もまだそれほど上がっておらず安心して歩けるでしょう。

夜はできるだけ遅い時間に

夜のお散歩も日が暮れたばかりぐらいの時間帯は、日中に熱された地面の温度はまだほとんど下がっておらず、犬が素足で歩くには熱すぎるでしょう。

飼い主さんが夕食を終えた後や寝る前など、ほかの季節よりもかなり遅めの時間まで待ったほうが安全かもしれません。

ただし、すでに周囲は真っ暗になっている時間です。

ライトをもつなどして排泄の始末を見落とさないようにしたり、反射材つきのベストを着せるなどして愛犬の存在を周囲に知らせ、事故のないように気を付ける必要があります。

日陰・草地を選ぶ

どうしても、日の出ている時間帯にしか散歩に出られないこともあるでしょう。

その場合は、日陰を選んで歩くしかありません。

飼い主さんが裸足で地面を踏んだまま10秒ほどたっていられるかどうかを確認してみて、大丈夫な場所を選んで歩かせます。

草地なら暑い日でも歩ける温度

地面が熱いのはアスファルトやコンクリート、タイル(そして砂浜)などの場所であって、草地の地面は夏の暑い時でも裸足で歩ける温度です。

やむを得ないときは、日陰の草地まで抱っこやカートで連れていき、草地を歩かせるという方法もあるでしょう。

それでも、暑いことに変わりはありませんので、短時間で切り上げるようにします。

冷却グッズの使用

夏場の外出時は少しでも熱中症を防ぐために、さまざまな愛犬グッズも販売されています。

そうしたアイテムを活用してみることも一案と言えます。

ネッククーラー

人間用もありますが、首に巻いて使う保冷剤です。

冷凍庫で冷やした保冷剤を詰め替えて使うものや、冷蔵庫で冷やして使うもの、室温で冷える素材でできたものなど、さまざまなタイプのものが売られています。

冷却服を着せる

濃い色の毛をした犬は熱を吸収しやすく身体がすぐに熱くなってしまいます。

白など薄い色の薄手の洋服を着せたり、冷却機能付きの犬服を着せる対策も必要でしょう。

水で濡らしてから着せて乾く気化熱で身体を冷やすものが一般的ですが、さまざまな冷却用犬服が売られています。

ファン

扇風機です。カートに取り付けたり、手に持って使います。

中型犬以降のワンちゃん向けに首に引っかけて使うタイプも発売されたようです。

ただ、扇風機は風を送るだけなので、あまりに湿度が高すぎるときはかえって呼吸がしづらくなり危険かもしれません。

水分補給

体温より冷たい物を体内に取り込み、身体の内側から冷やします。

常温の水分がよいケースや、冷たい飲み物がよいケース、氷がよいケースなど条件によっていろいろあります。

そのほか夏のお散歩で気を付けること2つ

  1. 足裏のやけど
  2. 虫刺され

足裏のやけど

夏場にお散歩に出る際は、犬を地面に置く前に飼い主が裸足で地面を踏み、10秒ほどそのまま足裏で地面の温度を確認します。

飼い主が足裏で最低でも10秒(出来たら30秒)温度を感じてみて、問題ないと判断できたらお散歩を開始しましょう。

飼い主が歩けないと判断したら潔く引き返す勇気も必要です。

お散歩帰りの肉球チェック

それでも、アスファルトの熱で足裏をやけどしていないか、足ふきのついでによく観察してください。

腫れて熱をもっているときはこすらずに冷たいシャワーで冷やしたり、保冷剤を当てたりしてから、炎症を抑える効果のあるクリームを塗っても良いかもしれません。

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虫刺され

暑すぎる時間帯を避けてお散歩に出ると「蚊」が活動している時間帯とかぶってしまいます。

犬たちは蚊に刺されるとフィラリア感染の危険性があるため、毎月フィラリアのお薬を飲みますが、飼い主ともども刺されてかゆくなるのも避けたいですので、虫刺され予防の対策もしっかりしておきたいところです。

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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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