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基本的生活習慣を身につける

犬のしつけの重要な目的のひとつは基本的生活習慣を身につけるということです。飼い主家族との暮らしにおいて必要なこと、犬として健全な暮らしをするために必要なことを身につけます。

お散歩

お散歩は単に運動の欲求を満たすためだけでなく、飼い主とのコミュニケーションを深めるためにとても重要です。

首輪の選び方リードの持ち方・歩き方にはじまり、お散歩中に必要なマナーやルール、楽しむコツなどを学び、実際に行動できるよう練習していきます。

お留守番&ケージレスト

自宅で安全にお留守番ができるようにします。最初はケージ内で過ごすことを身につけ、最終的には飼い主不在の時間も室内で自由に過ごしていても過剰に吠えたりイタズラをせずお留守番ができるようになることをめざします。

災害への備え・家族と旅行

また、災害への備えや家族旅行に同行できるようにするためクレート内で一晩休むことができるようトレーニングを行います。

トイレトレーニング

犬の排泄のために毎日決まった時間に散歩に連れて行かなければならない生活になると、飼い主は常に犬のトイレ時間が気になって外出を楽しむことができなくなってしまい、これがだんだん飼い主の負担になってきます。

こうした飼い主のストレスを愛犬が感じ取り問題行動として表現することがあります。また、犬の排泄物に関するトラブルを避けるためにも、室内でトイレをする習慣をつけるようにしたいものです。

成長のステージに応じた教え方を

成長のステージによってこれまでの排泄の習慣が変わってしまい、元々できていた室内トイレでの排泄ができなくなることがあります。パピー(~生後4か月)思春期の頃(生後6か月前後~2歳前後)シニア期(10歳~)では、犬も排泄についての考え方や体の仕組みが変わってきて、これまで通りの方法で教えてもうまくいかないことがあります。成長のステージに合わせた対応で室内トイレのトレーニングをする必要があります。

お手入れ

犬は人間が作り出した生物で自然の姿をしていません。このため、犬自身がすることのできないお手入れは、飼い主がきちんとしてあげなければ犬が不快な思いをしたり、命に係わる場合もあります。

こうしたお手入れの内容は犬にとって本来あまり楽しいものではありません。しかし、どうしても必要な日々のお手入れをしっかりと受けられるように育てることは、愛犬の健康管理において非常に重要なことです。

どんな犬種にも必要なお手入れの例は以下のとおりです。

お手入れの例

  1. 散歩の後の足ふき
  2. ブラッシング
  3. シャンプー(ドライヤー)
  4. 爪切り
  5. 歯磨き

トリミング犬種

近年の人気犬種は定期的なトリミングが必要になる犬種が多いです(トイプードル、ミニチュアシュナウザー、マルプーなどの長毛系MIX)。これらの犬種は日々のブラッシングに加えて、トリミングサロンでのシャンプー・カットにも耐えなければなりません。

トリミングの際に暴れるとケガをすることになりますし、トリマーさんに噛みつくようでは施術を断られてしまいます。シャンプー・カットのために全身麻酔をかけなければいけない一生は、犬にとっても飼い主にとっても辛いです。このため、特にトリミング犬種はしっかりとガマンの訓練をしなければなりません。

Note骨格や毛質など、単に見ためを愛でるためという人間のエゴで不自然な生物が生み出されている現実を理解したうえで飼う犬を決めるべきだと考えます。近年では、ブヒ系といわれるフレンチブルドッグやブルドッグ等、短毛種であっても不自然な姿形の犬種について飼育を禁じる法律が欧州の国で検討されています。

基本的な生活習慣を身につけ楽しい生活を

犬が人間とともに暮らすためには、本来、犬社会の中で犬として暮らすのならば必要のないルールを守って生活をしなければなりません。これは、犬が教えることはできず、人間の飼い主がきちんと教える必要があります。

愛犬が基本的な生活習慣を身につけることができれば、健康で楽しい暮らしを家族とともに送ることができるのです。

Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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