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お散歩中の脱走を防ぐテクニック【2024年版】

お散歩中に、

  • 首輪の留め具が壊れた!
  • ハーネスがすっぽ抜けた!
  • リードが手から離れてしまった!
  • パニックになった愛犬がリードを噛みちぎってしまった!

などなど、思いもかけないアクシデントによって愛犬が脱走してしまい迷子になったり、事故に遭っているという情報が、毎日SNS上に数多く飛び交っています。

「うちの子は大丈夫」とは、誰にも言えません。

とくに

  • 野犬出身のワンちゃん
  • 家に迎えて1年未満のワンちゃん(まだ本当の家族になり切れていない)
  • 大きな音が苦手なワンちゃん
  • お外が苦手なワンちゃん

の飼い主さんは、お散歩時の対策をしっかりしておいて損なことは何一つありません。

この機会に、愛犬のお散歩に使っている犬具が大丈夫かどうか見直してみましょう。

首輪とハーネスの二刀流

とくに、保護団体から犬をもらい受けた飼い主さんは、「ダブルリード」が譲渡条件になっている方もいるでしょう。

まずは、首輪とハーネス(胴輪)の2つを装着してお散歩に出られると安心です。

ハーネスのお勧めはRUFFWEAR(ラフウェア)

すっぽ抜け対策や引きの強い犬に対して使いやすくお勧めなのは何と言ってもRUFFWEARです。

決してお安くはありませんが安全には変えられないのでここは投資です。

お勧めはウェブマスターハーネス

お勧めは3点留のウェブマスターハーネスです。

しかし、生地が頑丈なので夏場の使用は暑すぎるかもしれません。

夏場はフラッグラインハーネス

似たようなデザイン(3点留)で薄手の生地で作られたものに「フラッグラインハーネス」があります。

こちらはペラペラ素材なので引きの強い大型犬にはやや(?)心もとない(破けはしませんが)ですが、薄くて軽いので暑い季節には犬の身体への負担が少なくお勧めです。

まだハーネスを嫌がる段階の子には首輪を2つ

成犬譲渡の保護犬ばあい身体を触られることに抵抗が強く、迎えてすぐにハーネスを着けることが難しいケースもあります。

このばあいは首輪を2つ装着してお散歩に行きます。

ハーネスを着けられるまで散歩に出ないでいることはお勧めしません。

首輪を2本つけてお散歩をすることで信頼関係を積み上げていくほうが、待っているよりも早くハーネスを着けられるようになります。

コメント生後4~5カ月程度までの幼犬のばあいは嫌がっても遠慮せず問答無用でハーネスを着けましょう。ここで遠慮して譲っていては、のちのち大変なことになります。

2本目の首輪はマーチンゲール or スリップタイプを

首回りよりも頭囲が小さい体型の犬(柴犬、パグ、イタグレ等)たちは首輪がすっぽ抜けやすいということを知っているでしょうか。

このような体型の犬たちに首輪を2本着けるばあいは、2本目の首輪は必ず引くと締まるタイプの首輪を着けるようにします。

マーチンゲールカラー(ハーフチョークカラー)の例
スリップカラー(リード)の例

リードも二刀流

ダブルリードと聞くと、1本のリードの先端がふたつに分かれていてハーネスと首輪にナスカンを取り付ける方法をイメージしている方もいるかもしれません。

しかし、それでは本来のリードの意味を果たすことができませんし2つの犬具(首輪とハーネス)を装着している意味もありません。

Y字リード1本では愛犬と心を通わせる散歩をするのは困難です。

Suzyはリードを2本使用するスタイルのダブルリードを推奨します。

首輪につけるリード

首輪につけるリードは手にもって使います

首は敏感な部分なのでリードの動きを敏感に感じ取ります。

このリードの動きを使って愛犬に自分の意思を伝えるのです。

強く引っ張る必要はないので正しく使えば犬を苦しめることもありません。

飼い主がリードの力加減の感覚を身につければ、愛犬とのコミュニケーションはハーネスを使っていたときよりもグンとよくなります。

お勧めの材質

革がベストですが、ポリエステルやナイロン製もよい素材です。

毎日使っていると汚れるので、洗える素材を購入して定期的に洗って使用することをお勧めします。

コメントSuzyは革製のリードも”うっかり”洗濯機で洗って使っていますが、とくに問題ありません

お勧めの形・サイズ

適切な長さは飼い主の身長と犬の体高によって変わるため、お勧めのリードの長さは一概には言えません。

  • 小柄な人×体高のある大型犬=短めのリード
  • 大柄な人×体高の低い超小型犬=長めのリード

ですが、120~180cmの平リードであればほとんどの方が使えるはずです。

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選ぶ時の盲点その1:衝撃吸収性能はむしろ不要

リードの途中にゴムが入っていて、伸び縮みすることをウリにしたリードも売られています。

こういうリードはNG↓

このような機能を含んだリードを使っていては、いつまでたってもリードを通じた愛犬とのコミュニケーションが取れるようにはなれません。

首輪につけるリードは伸び縮みしないリードを使います。

選ぶ時の盲点その2:重さ

とくに小型犬のリードを買う際はカワイイものが多く、ついデザインで選んでしまいがちですが、チワワやトイプードルなど3.5キロ未満の超小型犬種においては、重さが意外と重要です。

ゴテゴテと装飾のついたリードは重量があり、愛犬の首に負担がかかります。

超小型犬の飼い主さんはナイロンやポリエステル製のシンプルなリードの中から選びましょう。

シンプルイズベストのお勧めリード↓

選ぶ時の盲点その3:テープ幅

犬グッズを選ぶときは、犬の大きさだけを考えて選びがちですが、リードに関しては(重さを除き)飼い主の手の大きさと身長を基準に選びます。

手の大きな人にお勧めなのはテープ幅の広いリード(約2~3cm)
手の小さな人にお勧めなのはテープ幅の細いリード(約1~2cm)

この点に気づかずに、愛犬と自身に合わないリードを使っている飼い主さんがとても多いです。

デザインに惑わされず、愛犬の体型に合った犬具を選び、飼い主さんにとっても使いやすいリードを選びましょう。

リードはパパ用とママ用が別々だって良いんですよ。

ハーネスにつけるリード

つぎに、ハーネスに装着する用のリードの選び方について解説します。

ハーネスにつけるリードは手に持って使いません

あくまでも、手に持っていたリードに何かあったときの保険としてつけておくものです。

ハンズフリーの平リードが便利

このため、ジョギング用のリード(肩掛けタイプや腰巻タイプ)など、ハンズフリーで使えるタイプのお勧めしています。

丸リードでも構いませんが、中型犬以上のばあいは引っ張りの負担を考慮すると、やっぱり平紐タイプのリードがお勧めです。

噛みちぎり対策

なお、愛犬にリードを噛みちぎって逃げようとする習性があるばあいは、リードの材質をちょっとやそっとで食いちぎれないものにすることが必要です。

市販されている食いちぎられにくい材質のリードは係留用のものがほとんどで、お散歩用のものはあまりないのが正直なところです。

ワイヤー製のリード

係留目的で作られている製品が大半のため、お散歩で使用するためにはウェビングベルトに取り付けて使用するなどの工夫が必要になりそうです。

鎖(チェーン)タイプのリード

まとめ

ダブルリードにつかう用具を選ぶ際のポイントについて、以前の記事よりも掘り下げて解説してみました。

道具選びはとっても大事です。

長年悩んでいた愛犬の行動が、道具を変えただけで止んでしまうことさえあります。

もしかしたら、ショップの店員さんでは気づかないかもしれません。

お近くのトレーナーさんに相談してみると良いと思います。

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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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