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愛犬の健康をサポート!お茶で水分補給のススメ

近年、多くの家庭犬がドライフードを主食としています。

便利で安価な犬用ごはんとしてポピュラーなドライフードは「ドライ」の名が示すとおり含まれる水分量はわずか10%程度。

ドライフードだけの食事で得られる水分は大変少ないのです。

水を入れた食器をただ置いておくだけでは、犬が1日に必要とする水分量を十分に摂取できていないことが少なくありません。

冬こそ気をつけたい水分不足

慢性的な水分不足は愛犬の健康にも悪影響を及ぼします。

夏場は熱中症予防のために愛犬の飲む水のことを意識していますが、冬場は人も喉が渇きにくいためあまり意識が向かないのではないでしょうか。

しかし、冬場の水分不足は尿路結石や腎臓病のリスクや肝機能の低下の恐れにもつながります。

また、身体がカラカラになっていると犬たちもイライラしやすかったり、落ち着きがなくなったりするなど、水分不足は愛犬の行動にも影響を及ぼしています。

喉が渇きにくい時期こそ、飼い主は積極的に愛犬の水分補給の工夫をする必要があります。

飲ませる量を増やす方法

朝晩のごはんのときにドライフードに水分を加えることで自然に水分を摂取させる方法が有効です。

たとえば、以下のようなものをフードに混ぜて与えることができます。

  • ノンカフェインのお茶
  • 野菜を煮たスープ(ネギ、玉ねぎ、ニラは避ける)
  • お肉のゆで汁(お肉は飼い主が食べてね)
  • お味噌汁(水で薄める or 味噌を入れる前)

これらの水分には風味がついているため、ほとんどの犬たちが水より好んで口にします

このため、無理なく水分補給をさせることができます。

パックウォークではお散歩の途中で季節に合ったノンカフェインのお茶を、参加したワンちゃんと飼い主さんたちにふるまっています。

本記事ではパックウォークでふるまってきたノンカフェインのお茶を紹介します。

犬も飲めるノンカフェイン茶

ノンカフェインのお茶は飼い主と愛犬が同じ物を一緒に楽しむことができます。

コミュニケーションの一環としても有効なので、積極的に取り入れることをお勧めしています。

麦茶

ノンカフェイン茶の代表といえる「麦茶」は香ばしい風味で飲みやすいのが特徴です。

どこのスーパーやコンビニ、自動販売機でも売られています。

麦茶はもっとも手に入りやすいノンカフェイン茶です。

さまざまなミネラルを豊富に含むほか食物繊維やビタミン類も採れるため、とくに暑い時期の水分補給に適しています。

利尿作用が穏やかで腎臓への負担も少なく夏場の熱中症対策としても役立ちます。

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なたまめ茶

刀豆(なたまめ)は『ジャックと豆の木』の童話のモデルになったとされるアフリカ・熱帯アジアが原産での植物です。

長さ30cmほどにもなる巨大な豆のさやが刀のように見えることから「刀豆」と呼ばれるようになりました。

日本には江戸時代に持ち込まれ漢方薬として用いられてきましたが、近年では健康茶として親しまれています。

なたまめ茶にはデトックス効果抗炎症作用があり腎機能の回復を助ける作用が有名です。

また、口臭予防免疫力向上にも役立つとされ犬用オヤツ歯磨き粉の成分として含まれていることもあります。

このため歯周病予防を目的としたケアの一環として、なたまめのオヤツを与えている飼い主さんもいます。

黒豆茶

黒豆茶はアントシアニン(ポリフェノールの一種)を豊富に含んでいる抗酸化作用が高いお茶です。

目の健康を維持する働きや血流改善効果があるためシニア犬にもおすすめです。

また、きな粉のような風味が食欲をそそるため食が細い犬にや慎重な性格の犬でも喜んで飲むことが多いです。

あずき茶

あずき茶は血糖値の上昇抑制、肥満予防、筋力アップ、むくみや便秘の改善などに有効な成分が含まれています。

しかし、カリウムによる利尿作用が強いため、与える量に注意をする必要があります。

つぶやき腎疾患などの病気でカリウムを制限しているばあいは主治医に確認を取ってから与えるようにしてください。

コーン茶

コーン茶は韓国で古くから親しまれているお茶です。

韓流ブームとともに日本でも飲まれるようになってきました。

コーン茶は焙煎したトウモロコシの実から作られる甘く香ばしい風味が特徴のお茶で、喜んで飲むワンちゃんが多いです。

さまざまなビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含み、抗酸化作用や腸内環境の改善効果があります。

また、とうもろこし茶にはカリウムが豊富に含まれているため利尿作用があり、高血圧やむくみの改善効果があります。

つぶやき腎疾患などの病気でカリウムを制限していたり、トウモロコシにアレルギーがあるワンちゃんは主治医に確認を取ったうえで与えるようにしてください。

ルイボスティー

南アフリカ原産のルイボスという植物の葉を乾燥させて作ったお茶がルイボスティー。

ルイボスティーもノンカフェインのお茶です。

ミネラルや抗酸化物質を多く含み、皮膚トラブルや花粉症などのアレルギー症状の改善を期待できるといわれています。

アレルギー体質の犬におすすめできるお茶ですが、ほかのノンカフェイン茶と比べて香りが強めなので好みが分かれるかもしれません。

愛犬にお茶を与える際の注意点

犬は人間よりも体が小さく成分の影響を受けやすいです。

愛犬にお茶を与える際は、以下の4つのポイントを必ず守ってください。

  1. 少量から
  2. 薄めて
  3. 常温またはぬるめに
  4. 無糖で
  5. カフェイン入りはNG

少量から試す

体質によってはお茶の成分に対して副作用を示す可能性もあります。

このため、初めてのお茶を飲ませる際は、お腹の調子やアレルギー反応が出ないかなど、様子を見ながら少しずつ与えましょう。

薄めて与える

犬は人間よりも体が小さく成分の影響を受けやすいです。

濃いままで与えることは避けて、お水やお湯で薄めて与えるようにします。

常温またはぬるめにする

熱すぎると口や喉を傷める恐れがあるため注意が必要です。

また、冷たすぎるお茶もお腹を冷やしてしまいます。

お水やお湯で薄めることで温度調整もできます。

とくに冬場はお湯で薄めたぬるいお茶を与えることをお勧めします。

無糖で与える

砂糖や甘味料は不要です。

犬にとって有害となることがあるため添加物のないお茶を選びます。

つぶやきルイボスティーなどには人工的に香りをつけたフレーバーティも多いので成分表をよく見てから与えましょう。

カフェインの有無を必ず確認

イヌはヒトに比べてカフェインを代謝・排出する能力が低いため中毒症状を起こしやすくなっています(カフェイン中毒)。

犬は体重が人間よりはるかに軽いため、わずかな量でもカフェイン中毒を引き起こします。

犬に誤ってカフェイン入りのお茶を与えてしまうと中枢神経を過剰に刺激し、以下のような症状が起きることもあります。

  • 落ち着きがなくなる
  • 震えやけいれん
  • 頻脈や不整脈
  • 過呼吸
  • 高体温

重度のカフェイン中毒は命に関わることもあります。

飲ませる前にカフェインが含まれていないかどうか確認することを忘れないようにしましょう。

まとめ

家庭犬の水分不足は見逃されがちですが、健康維持のためには適切な水分の補給と排泄が欠かせません。

ノンカフェインのお茶は安全で健康的な水分補給手段として活用できるだけでなく、飼い主とのコミュニケーションツールとしても役立ちます。

ノンカフェインのお茶にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる効能をもちます。

体調や季節に応じた効能をもつお茶を選ぶことで愛犬の健康に良い影響を与えます。

ただし、カフェイン入りのお茶を飲ませると「カフェイン中毒」を引き起こす可能性もあるため、飲ませる前に成分をきちんと確認することが大切です。

飼い主として愛犬の健康を守るためにも日々の水分補給を意識し、適切なケアを続けることが重要です。

つぶやきお茶は「薬」の材料として使われるものもあります。食事制限が必要な病気の治療中のばあいは必ず主治医に確認したうえでお試しください。
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Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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