家庭で暮らす大多数の犬たちは何か具体的な仕事をさせることを目的として飼われていません。
家族に「思い出」を残すのが家庭犬の仕事
家族の一員として寿命を迎えるその日までともに暮らし家族の心の中に「思い出」を残すのがお仕事です。
なにかの大会で賞をとったり、泥棒を捕まえたり、繁殖活動をすることではありません。
なにかの分野に秀でていることを求める必要はないのです。
その思い出がどのようなものになるかは飼い主家族の接し方によって大きく変わってきます。
大した思い出が残らない飼い方
- お散歩に連れ出すと引っ張られて危ない
- 家の前に人が通ると吠えまくる、
- 気に入らないことがあると噛み付く
などといった飼い主にとって困った問題が起きたときすべてを犬のせいにして一歩も歩み寄らず、しつけをする努力をしようとしない飼い主もいます。
飼い主の手に余った結果、
- 家の裏側に1日中つなぎっぱなし
- 散歩にも連れていかず
- エサと水を与えるときだけ顔を合わせる
といった生活で一生を終えたのであったなら飼い主の心に大した思い出は残らないでしょう…。
素晴らしい思い出が残る飼い方
一方、
- 家族とともに室内で暮らし、
- (一緒に行ける場所なら)常に共に行動し、
- 思わぬイタズラや問題行動がおきたときには、家族みんなで泣いたり・笑ったり・怒ったりしながら、あきらめずにしつけに取り組んできた
のであったならば、その子が寿命を迎え虹の橋へ向かった後もいつまでも家族の話題に上るような、たくさんの思い出を残します。
しつけがうまくいく考え方
家族として共に暮らしていくなかで、愛犬にまつわる困った問題が起きた時、
この犬はダメな犬なんだ
と思わず、
どうしたら、お互いが暮らしやすい状況が作れるのか
と、考えてみてほしいのです。
その繰り返しが、あなたと愛犬の絆をどんどん強くしていくのです。
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