サークル・ケージ・クレートのちがい
いずれも普段、何気なく使っている犬用品の名称です。
その区別はちゃんとついていますか?
サークルとは?
人間の赤ちゃんにもベビーサークルという育児用品があります。
サークル=囲い
それと同じように犬が家の中を自由に歩き回ってイタズラをしたりケガをしたりすることを防ぐための囲いです。
ベビーサークルの例↓
ペットサークルの例↓
脱走注意
「サークル」は単に周囲をかこっているだけで上部はオープンになっています。
このため、なんとかして抜け出したいワンちゃんはジャンプしたりよじ登ったりするなど試行錯誤して脱獄を試みることが少なくありません。
もし、愛犬の体重が3キロ以上で身体能力が高く好奇心旺盛なタイプのばあいは一般的なペットサークルの高さでは抜け出す可能性があります。
お掃除はしやすい
天井が空いていることは、一見、デメリットのように思えるかもしれません。
しかし、中にいる犬の世話や掃除がしやすいというメリットもあります。
ケージとは?
鳥かごや檻(おり)を指す英語が「cage」(ケージ)です。
形状としてはサークルの天井をふさいだものになります。
ゲージって?ケージ(cage)のことをゲージと呼ぶ方がいますが、ゲージ(gauge)とは「目盛り」のことを指す英単語です。「ゲージ」と呼ぶのは誤りなのですが言いやすいのでしょう…
ケージの例↓
以下の商品名は「クレート」ですが実質はケージと言えます↓
脱走は難しい
サークルとちがって天井があるため犬は上から抜け出すことはできません。
このため、脱走が得意なワンちゃんにはサークルよりもケージのほうが安心でしょう。
掃除はしづらい
天井がふさがれているため掃除がしづらいのがケージの難点です。
ただし、天井が開くタイプのケージを選べば天井のないサークル同様に楽に掃除ができます。
天井が空くタイプのケージの例↓
ケージ・サークルの選び方は以下の記事でより詳しく解説しています↓
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クレートとは?
クレートはケージやサークルよりも小さくて持ち運びができる「犬の居場所」です。
それは犬の居場所
ケージやサークルを「部屋」に見立てるならばクレートは「ベッド」といったところです。
適切なサイズを選び少しのトレーニングをすることでこの世で最も落ち着ける「居場所」となります。
クレートの例↓
まずはハードタイプを
クレートにはハードタイプ(プラスチック製)とソフトタイプ(布製)があります。
まずは、ハードタイプのクレートに慣れておくことをお勧めします。
そうすれば、飛行機や電車、船などの公共交通機関を利用した移動も可能になり、家族の一員として共に行動できる範囲が広がります。
また、災害時に一緒に避難することもできます。
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サイズの選び方
適切なサイズは犬が頭から入って中で方向転換して前を向くことができる程度のものです。
そして、立った状態で頭が天井スレスレぐらいの高さのほうが落ち着くようです。
何歳でもクレートトレーニングは必須
クレートの中で落ち着いて過ごせるよう「しつけ」をすることは愛犬の命を守るためにとても重要なことです。
必要なのはどれ?
犬の居場所の種類にはさまざまな形状のものがあります。
愛犬の身体能力や用途に応じて適切なものを購入してあげたいものです。
最低限必要なのはクレート!
家庭犬として暮らすすべての犬に必要なのが「クレート」です。
普段、自宅での留守番では室内を自由に過ごしている犬であっても「自分だけの居場所」は必要です。
いつでもどこでも安全基地として安心して休める場所の確保をする必要があります。
クレートの必要性については、以下の記事でより詳しく紹介しています。
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ドッグトレーナーがお勧めするクレートは?
ズバリ、アイリスオーヤマの「エアトラベルキャリー」一択です。
飛行機での輸送にも十分耐えられる頑丈さにくわえ、高さもあって他社製品と比べ犬が立ち上がった時の窮屈さも少ない形状です。
トビラが左右どちらからでも開けられるため使いやすいです(扉が片開の場合は犬の出入りのしやすさと置き場所の兼ね合いを考える必要があります)。
そして、アイリスオーヤマということで価格も他のメーカーに比べてお手頃です。
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アイリスオーヤマ「エアトラベルキャリー」
クレートについては以下の記事で、より詳しく解説しています。
クレート選びの参考にしていただければ幸いです。
サークルやケージの選び方の視点については、またの機会にご紹介したいと思います。
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