何年もドッグスクールに愛犬を通わせているのにちっともいい子にならない…
と、悩んでいる飼い主さんは少なくありません。
個人レッスン×出張レッスン
犬の一生は短いです。
もっとも早く飼い主が効果を実感できるのは「うちの子」と「我が家の暮らし」に合わせてオーダーメイドでレッスンをしてもらえる「個人レッスン」です。
しかも、普段生活している自宅やお散歩コースでじっくりと愛犬だけと向き合ってレッスンすることで実生活で即役に立つ知識やテクニックを学ぶことができるのが「出張レッスン」です。
このためSuzyはトレーナーがご自宅へ訪問して家族と一緒にレッスンを進めていく「出張プライベートレッスン」がタイパ・コスパともに一番であると考えています。
出張プライベートレッスンのメリット
出張プライベートレッスンとはトレーナーに自宅に来てもらいマンツーマン指導を受けるスタイルのしつけ教室です。
このレッスンのメリットとしては以下のようなことが挙げられます。
- ほかの犬が苦手な子も周りを気にせず取り組める
- レッスン時間のあいだ先生を独占できる
- うちの子の進捗に合わせて柔軟に内容を変えられる
出張レッスンのデメリット
- 1回ごとの費用がグループレッスンよりも割高
デメリットは、1つしか思いつきませんでした…。
費用の割高感に関しても、効果の上がらないグループレッスンに長期間通うことを考えると、むしろ出張トレーニングで集中的に取り組んだほうが、トータルでかかるコストはうんと安くなるはずです。
出張プライベートレッスンが向かないケース
ほとんどのケースでは出張プライベートレッスンを利用することが問題解決の早道であることは間違いないのですが、以下のような場合は別の選択肢をお勧めすることがあります。
飼い主本人が触ることが難しいほど状況が悪化している
噛みつき・引っ張り・飛びつきなどでともに生活することに危険を感じるほど状況が悪化している場合は「預託訓練」を先にするほうが良いでしょう
まずは預託訓練
犬だけを専門家に預けて状況を客観的に評価してもらいある程度のレベルまでトレーニングしてもらってから飼い主がトレーニングに合流します。
そうしないと(とくに噛みつきのばあいは)飼い主や家族、近隣の人に大怪我を負わせかねないためです。
飼い主が知識と技術を身につける
大事なことは必ず「飼い主が愛犬との接し方を身につける」ことです。
飼い主が愛犬の扱い方や対処方法を教わって身につければ家庭に戻ってから再び同じ問題が起きることはなくなるはずです。
それを教わることができなければいくら訓練所で問題行動を起こさなくなっても家庭に戻ればまた同じ問題が起きてしまうからです。
飼い主の存在が悪影響を与えている
飼い主による長年の間違った接し方によって愛犬の心が不安定になっていることも少なくありません。
あなたの愛犬「擬人化度」チェックテスト
大好きな愛犬のために良かれと思って飼い主がしていることが、実は愛犬を苦しめていることがあります。その一つに「犬の擬人化」があります。犬は「犬」という人間とは違う生き物でありながら、人間の社会で共に生活を送っているため、われわれはつい人間と同一視してしまいがちです。あなたは愛犬...
基本的には飼い主とともに犬も人もお互いに相手を理解していきながらトレーニングをすることが必要です。
しかし、今の環境に影響されてなかなか変われない犬がいることも事実です。
この場合もいったん飼い主から離れて新たな環境(人間を含む)のなかで一から心の安定を取り戻す必要があります。
当然、飼い主が変わらなければ心のリハビリを終えて戻って来た犬は再び心を病んでしまいます。
飼い主が犬との接し方を改める必要があるため愛犬が別の場所でトレーニングに励んでいるあいだにしっかりと勉強しておく必要があります。
飼い主の学びのステップ
Step1.「間違った考え方」を知る 間違った考え方をシンキングエラーといいます。犬は何万年も前から人のそばで暮らしてきた動物であるため、飼い主は「犬」の身体やものの考え方を人間と同じであると思い込みがちです。 飼い主は人間として生まれ人間に育てられてきたため、学ばなければ犬の生き方を知る由...
他の犬とのかかわり方だけが問題
家では何の問題もない良い子なのにお散歩に出るとのほかの犬に攻撃的であったり、逆に過剰に怯えてしまうなど他犬との接し方にだけ問題を抱えている犬もいます。
ほかのワンちゃんと仲良くしてほしい
犬とともに暮らす楽しみの一つは、お散歩でいろいろなワンちゃんと出会い、交流をもつことではないでしょうか?じつは、母犬から犬社会の社交スキルを学ぶ前に親元を離れて人間と暮らし始めた犬たちのほとんどが、犬社会の礼儀やマナーを身につけていません。飼い主が母犬代わりとなって愛犬に「犬社会のマ...
こうしたケースでも出張プライベートレッスンは有効ですが「決まったレッスン時間内に自宅の周りで何匹の犬に出会えるか?」という数の問題があります。
集合レッスン
可能であれば集合レッスンで数多くの犬と一緒に「コミュニケーションのレッスン」を受けることで、短い時間でたくさんの経験を積むことができます。
相手も誰かの飼い犬である他犬とのコミュニケーションは犬だけに任せてはいけません。
飼い主自身も相手の飼い主の犬の精神状態を見極めて適切な対応方法を愛犬にとらせる必要があります。
ワンちゃん同士の挨拶のさせ方
犬を飼う楽しみの一つはお散歩でいろいろなワンちゃんと出会い交流をもつことではないでしょうか?じつは、母犬から犬社会の社交スキルを学ぶ前に親元を離れて人間と暮らし始めた犬たちのほとんどが犬社会の礼儀やマナーを身につけていません。このためお散歩中に出会うほかの犬に対して吠えたり噛みついた...
このため預託訓練などで犬だけを預けてしまうと「飼い主の犬を見る目」が育たず、せっかくのトレーニングの成果を生かすことができなくなってしまいます。
「犬のことば」を理解しよう
犬たちには「犬のことば」があるということはすでにご存じかと思いますが、ここで改めて犬たちのことば「犬語」についてまとめてみたいと思います。 犬の言葉は世界共通! 私たち人間の世界では国によって使う言語が異なり、ほかの国へ行くと翻訳ツールがなければさっぱり言葉が通じません。それどころかこん...
飼い主自身が参加できる集合レッスンへの参加をお勧めします。
または、同じような問題を抱えている犬とその飼い主を集めて出張の合同レッスンを依頼するという方法もあります。
パックウォーク
3C Dogs Presents:パックウォーク・ワークショップ
『ベイタウン・パックウォーク』 レッスンの卒業生さんや保護犬の里親さんたちから長いこと開催のリクエストを頂いてきた「パックウォーク」ですが、10年以上前に米国から日本に「パックウォーク」を初めて導入した3C Dogsのくまこさんのご協力を得て、2024年6月より不定期に開催しています。 コメント...
近年、犬たちのもつ「群れの力」の影響力を生かした「パックウォーク」という合同お散歩会も各地で行なわれています。
まとめ
犬のしつけを学ぶ方法はいろいろありますが座学で知識を入れるだけ犬を迎えるのは、学科試験に合格しただけで公道を運転するようなもので実は危険がいっぱいです。
飼い主が専門家の手ほどきを受けて愛犬の個性に合わせた知識や実技を身につけることは、愛犬も飼い主も周囲の人も、みんなが安心して安全に暮らしていくために必要なことなのです。
LINEでSuzyに質問!
この記事を読んでもっと知りたいことや疑問が沸いてきたら、以下のページからLINEのお友達登録のうえチャットでSuzyにご質問ください。
教えて!Suzy!!
Suzyに聞きたい! 犬のしつけ情報を探してインターネットをしていてこのサイトにたどり着き、いろいろな記事を読んでみて、もっと知りたいと思うことがあったかもしれません。そんなときは、LINEお友達登録のうえ、チャットでご質問をお送りください。 質問受付中 誰かが知りたいと思っていること...