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ビリーに自制心の芽ぶき

3月27日(水曜)は、初日にレッスンしたボクサーmix、ビリー(Billie)の2回目のプライベート・トレーニングをしました。

ビリーのトレーニングは引き続き、オスワリを極めるための地味な修行となりました…。

ただし、ムサコジのビーグル2頭、そして預かり中のハイパーなビションフリーゼをトレーニングスペースに投入。

  • 遊びたい相手を無視して飼い主の指示に従えるか、
  • 自分がイラっとくるタイプの犬にガウったりせず、自分の視界と意識の中から消すことができるか?

を、目標に頑張りました。

レッスンが終わる時間の10分ぐらい前にビリーの顔つきが変わり、自分に求められていることが何なのかを理解したことが見て取れました。

飼い主さんは、これまでにもいろいろな所でトレーニングを受けてきて、

「コマンドで動作をさせることはもうできるのに、なんで今更オスワリなのか?」

「番犬にするわけじゃないのに、なんでずっと座らせるのか!?」

「自分が知りたいのはドッグパークで他の犬を襲わない方法なのに!!」

と、納得いかないようでした…。

犬の「自制心」を育てることの意味や大切さを伝えるのは、日本人同士だって何カ月も何年もかかり、結局分かり合えない飼い主もいるのに、文化や言葉の違う相手にたったの2日で分かってもらえるなんて思わないけれど、飼い主さんに今日のビリーの変化に気づいてもらえたかなぁ。

今度、ドッグパークにビリーと飼い主さんの様子を見に行って、より具体的な問題点と対処方法を見つけようと思います。
*2019年個人Facebook投稿の転載

「他の犬を襲うのでマズルをつけている大型犬」だった、
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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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