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お散歩瞑想で愛犬を穏やかな子に育てる

犬は飼い主の心の動きを敏感に感じ取り、それに反応しています。

愛犬が自分の周囲のいろいろに過剰に反応せずに済むように、飼い主さん自身が常日頃、自身のメンタルの状態に気を配る必要があります。

そのための具体的な方法をご紹介します。

座って瞑想

お散歩の途中で休憩タイムをとります。

いつものお散歩コースの途中の公園のベンチや、駅やスーパーマーケットの前など多くの人が出入りする場所の前、もしくは海や川が見える場所、またはカフェのテラス席なんかでも良いと思います。

わざわざ機会を設けてやろうとすると、なかなか続かないものですが、いつものお散歩の中に組み込むことで確実に実行することができます。

座る瞑想のやり方

  1. 飼い主は休憩場所に腰を掛けたら、深呼吸をして愛犬を抱っこ(抱けないサイズの場合はホールド)
  2. 手や顔に触れる、抱っこした愛犬の毛の感触に意識を向ける
  3. 抱っこした愛犬の息遣いに意識を向ける
  4. 道行く人びとや鳥など目に映るものを見るとはなしにぼーっと観察する

適度に愛犬への意識を向ける

このとき、愛犬の行動は基本的に放っておき、意識を向ける対象に集中しますが、愛犬が誰かに吠えそうになったら注意する程度には愛犬へ意識を向けつつ、お茶でも飲みながらぼーっとリラックスします。

愛犬と心をシンクロさせる

このとき、愛犬にもお水を飲ませたり、オヤツをあげても良いです。

このオヤツは何かをしたことの対価ではなく、休憩・リラックスのためのオヤツです。

リラックスしたあなたとシンクロして、愛犬もリラックスした時間を過ごすことができます。

歩く瞑想

また、歩くマインドフルネスをご存知でしょうか?

歩行瞑想や、マインドフル・ウォーキングとも呼ばれます。

犬と歩きながら瞑想できるようになるには少し訓練が必要になりますが、上手なお散歩のスタイルは、すなわち「歩く瞑想」の状態と同じであるようにも思います。

歩く瞑想のやり方

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力を抜いてリラックス

まずは大きく深呼吸をして呼吸を整え、全身の力を抜いてリラックスします。

飼い主の身体の緊張は、リードを通じて愛犬も敏感に感じ取り、その感情に引っ張られてしまいます。

また、「瞑想するぞ」と意気込んでしまうと、これも愛犬に察知されて興奮を招いてしまいます。

気負わないということを意識しましょう(最初は難しいですが、練習です)。

歩く自分の姿勢を意識

愛犬に気をつかうあまり猫背になりがちです。

さらに、リードを持つ側に身体が傾きバランスの悪い歩き方をしている飼い主さんが少なくありません。

  • 背筋をまっすぐに伸ばし
  • 意識的に胸を張る
  • 正面を見ながらも視界の中に愛犬の全身を含める

ようにします。

愛犬がお散歩を怖がるタイプのばあいは、意識的に姿勢を正すと愛犬にも自信がついてきます

リードの張りと弛みを意識

愛犬とは首輪を通じてコミュニケーションをとります。

愛犬はリードが張っているとき「飼い主さんが求めていることができていない」と判断し、リードが緩んでいるときは「飼い主さんが求める行動ができている」と考えます。

しかし、ほとんどの犬の飼い主さんは、このリードの張りと弛みに無頓着です。

まずは、リードの張りや弛みの強弱に意識を向けるようにします。

そして、どの程度の力加減でリードに合図を送ると愛犬の心に届くのか、その感覚をつかんでいきます。

愛犬に感謝の気持ちを伝える

愛犬が自分とペースを合わせて穏やかに歩いてくれているとき、心の中で愛犬への感謝の気持ちを伝えます。

犬は「いい子だね」と言われても嬉しいですが、「ありがとう」と言われるともっと喜びます

声に出しても良いですが、かえって犬の気が散って興奮してしまったり、周囲の人に聞かれるのが恥ずかしいということもあると思います。

まずは、心の中で唱えながら歩くで良いでしょう。

雑念を受け流す

自分の姿勢やリードの状態に意識を向けながら犬の散歩をすることは、最初はとても難しいです。

確実にいろいろなところに意識は逸れていきます。

職場の人間関係や子どもの成績などの心配ごとや、晩御飯の支度のことなど…。

毎日、忙しく日々を送っているからこそ、いつでも次のことを考えてしまいがちです。

それでも、意識が逸れたらまた意識を戻せばよいだけです。

失敗しても、戻してまた続ければよい」という考え方が重要です。

上記に挙げた方法は、レッスンを受講する飼い主さんたちに必ずやっていただくプログラムです。

まとめ

こんなことが「犬のしつけ」になるの?

と、疑問に思うかもしれません。

ですが、コマンドに従うことを訓練するよりも、日ごろのこうしたかかわりを通じて「心のつながり」を育むことは、「お手」を覚えることよりずっと大切なことです。

特別な場所や道具はいりません。

あなたと愛犬の身ひとつで実践できるものばかりです。

ここで紹介した関わりを毎日の習慣にしていくと、愛犬との暮らしで「困ったな」と思っていた問題が、だんだんに減ってくるはずです。

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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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