犬のココロ・行動
47犬の鳴き声・吠え声の4分類とその対策
犬の吠え・鳴きの問題で困っている飼い主さんは少なくありません。吠えの問題は、常に「犬のしつけ」で改善したいことのトップ3に入っています。一口に「吠え」と言っても、その内容によって飼い主の取るべき対処方法が変わってきます。犬の吠えは以下の4つに分類できます。 要求吠え
カーミング・シグナルをおぼえよう!
犬が身体で自分の気持ちを表す「ボディーランゲージ」のなかには「カーミングシグナル」と呼ばれるカテゴリがあります。これは犬社会を円滑にするためのとても重要なボディーランゲージになっています。カーミング・シグナルとは?ノルウェーのドッグトレーナーであるTurid Rugaas(トゥーリッ
ゼロ番目の脳:『皮膚』に働きかけるドッグマッサージ
カイロスドッグトレーニングではしつけのプログラムにマッサージを取り入れています。マッサージには単に身体をほぐすリラックス効果以外にもさまざまな効果があり、一石二鳥どころか一石四鳥か五鳥ぐらい(もっとかも!)の効率的な方法です。それを裏付けるような内容を取り扱った番組がNHKで
“イヌ” ヒトの心を照らす存在
“イヌ” ヒトの心を照らす存在NHKの『ヒューマニエンス』という番組で犬を取り扱った回があります。ヒトにとって「イヌ」は長年のパートナーだ。オオカミから分化したイヌは、ヒトと共に暮らした数万年の中で、お互いに「共進化」する関係だったという。イヌの脳は、ヒトの“言葉”を理解できるようになり、イ
器の大きなコに育てよう
以前、犬のしつけをするにあたって大切な「3原則」についてご紹介しました。こうした、生活に即した目的を叶えるための「しつけ」の取り組みの過程で、愛犬に「あるもの」が育っていきます。心の器それは「心の器」です。心の器とは、物事に対する許容範囲やキャパシティーのことを指します。
感情を冷静にコントロールする能力(自己抑制機能)を育む
Suzyが提唱する「犬のしつけ」はエサ(フードやオヤツ)を使ってコマンドに従うことを重視していません。犬自身の自己抑制機能(自制心)を養うことと飼い主が犬のことばを正しく理解することを重要視し、これらの能力の向上に取り組むことを目的としています。「自己抑制機能を鍛える
イヌだって成長とともに考えは変わる:ビリー
今日(3/28)、さっそくビリー(Billie)行きつけのドッグパークへ様子を見に行きました。ビリーは子犬の頃はドッグパークではしゃぐのが大好きだったそうです。でも、大人になったビリーはドッグパークでハジけるのを好まない、人間にたとえるならば、クラブで賑やかに踊り明かすよりも、一人で
個性を尊重し幸せに暮らす方法:イヌと飼い主はちがう人格
フリスビーやアジリティなどのドッグスポーツやドッグダンス、そしてショーといった活動に愛犬とともに参加することは、犬とともにできる競技として注目を集めています。これらの活動は愛犬との絆を深めポテンシャルを引き出す手段として、多くの飼い主に取り入れられています。しかしながら、その一方でこ
飼い犬と乳幼児の類似性
母親が子どもを優しくなでたり抱いたりするのは単なる愛情表現ではなく、泣いている子どもの興奮をしずめ、安心させる役割があります。生物学的に見ると、これは交感神経の興奮を和らげ、リラックスさせてあげるということです。そもそも体と心は密接に関連しているので、切り離して考えられるものではあり
愛犬を変えたければまず飼い主が変わる:ミラーニューロンと情動感染
犬のしつけで一番大切なのは、コマンドに反応して、指示された動作を行うことではありません。飼い主との暮らしのなかで出会う出来事や人・犬・モノに対して、過剰に反応しない「感情のコントロール力」を、愛犬に身に付けてもらうことです。犬の感情のコントロールこの「感情のコントロール力」をどのよう
犬のエフォートフル・コントロールを促進するためのアプローチ
エフォートフル・コントロール(Effortful Control: EC)は、前頭前野にその神経基盤をもつ気質的な個人差であり、以下の 3 つの制御にかかわるものです。 行動抑制の制御 行動始発の制御 注意の制御「後から得られるより良い結果のために目の前の誘惑に勝つ力」