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大型犬のしつけ

大型犬のご依頼理由

大型犬のばあいは、引きが強くてお散歩のコントロールができないというお困りを抱え、ご依頼をいただくことがほとんどです。

日本国内で一般的に飼育されている大型犬種は訓練能力が高い種ばかりなので、きちんと教えさえすれば、みるみる吸収してくれます。

ただし、若いうちはエネルギーいっぱいなので、しっかりと発散させてあげることが必要です。

必要な運動量を満たさないままに制限だけをかけてもうまくいきません

飼い主自身にそれに応える体力や時間がないのであれば、多少の出費は覚悟のうえで、お散歩代行や、訓練所のトレーニングに出してあげます。

Tips訓練所が小型犬における犬のデイケアの代わりをします。

そうすることで、結果的に短期間で落ち着きが出てきてともに暮らしていきやすいコに成長します。

また大型犬では、以下の犬種のご依頼が多い傾向です。

  1. オーストラリアンラブラドゥードル
  2. ラブラドールレトリバー
  3. ゴールデンレトリバー

オーストラリアンラブラドゥードル

繁殖業者が千葉県にあるからか、オーストラリアンラブラドゥードル(AL)の姿をよく見かけます。

ALを購入するには犬の飼育に関する知識等を学ぶ必要があるようで、同じ大きさの他犬種とくらべて、きちんと専門家から手ほどきをうけてしつけ方を身につけようと考える方が多いのかもしれません。

また、ラブラドールとプードルの掛け合わせで作り出された犬種のため、訓練能力はとても高く教えたことはぐんぐん吸収します。

一方で、飼い主の心の揺れを敏感に感じるところはプードルの気質が強いと感じます。

Suzyはラブでなくプードルだと思って接しています

ラブラドールレトリーバー

大型犬のなかでは、飼育頭数で1、2を争う「ラブラドール」。

しつけ教室にやってくる子の数も多いです。

もともとは、鳥猟犬として人間の撃ち落とした獲物の水鳥を水の中から回収してくる役目するために作り出された犬種です。

じっと、忍耐強く待ち、指示通りに忠実に行動することを求められてきたため訓練性能が高く、今では盲導犬として活躍している犬種というイメージのほうが強いのではないかと思います。

子犬のうちは「元気爆発」「破壊王」。

盲導犬のように飼い主のそばにピタリとついて歩く姿が想像もつかないので、初めてラブラドールを飼う方は、イメージとのギャップにショックを受けて教室にやってきます。

ですが、もともと「人の言うことを理解・実行することが得意」な犬種のため、伝わるように教えてあげると、メキメキと力を発揮します。

飼い主が接し方をきちんと身に付けることができれば、比較的短期間で関係を作ることのできる子たちが多いという印象です。

もちろん、例外はありますが、それでもほかの犬種に比べて、教えやすいといえるでしょう。

今、ラブラドールと暮らしていて扱いに困っている方は、本気で取り組めば、あなたの愛犬は、そんなに時間がかからずに、あなたの気持ちを理解して望む行動をとってくれるようになります。

上手くいかないときは、こじれる前に専門家をたよってくださいね。

ゴールデンレトリーバー

ゴールデンレトリーバーも大型犬のなかではラブラドールに並ぶ人気犬種で、レッスンのご依頼が多いです。

あくまでもSuzyがこれまでにレッスンで出会ってきたゴールデンレトリバーの傾向ですが、こんな特徴があります(あくまで私見)。

  • 飼い主さんの年齢層が高い
  • 大きい!(毛量が多いというのもありますが、全体的にラブより一回り大きなコたちがやって来ます)
  • パピーのうちはしつけを教わりに来ない
  • とにかく元気が有り余っている!
  • 興奮しやすい
  • とにかく構ってほしい

穏やかで優雅なイメージのゴールデンレトリバーですが、子犬から若犬時代(3歳くらいまで)にかけては、とにかくパワーが半端ないです。

気の強い小型犬より世話が楽だろうと思いがちですが、飼い主さんが働き盛りの年齢を過ぎた方が多いです(一方で、ラブの飼い主は若い夫婦が多い)。

若いころと比べて飼い主の体力・筋力が減少しているため、お散歩で引きずられたり、飛びつかれて転倒して骨折するなど、命がけでお世話をしている感じです。

ゴールデンレトリバーは、全力で気持ち(身体もですが)をぶつけてくる、明るい子が多くとても可愛いのですが、落ち着くことを覚えてもらわないと、飼い主は一緒に暮らしていく自信がなくなりそうなのです。

大型犬の子犬は本当にパワーにあふれていて、そのパワーを発散することに付き合ってあげられる体力のある人が迎えるべき犬なのです。

自分の体力で発散させてあげられないときは、訓練所やデイケア(預かり施設)、ペットシッターなどにお任せしてでも、しっかりと運動をさせてあげることが大切です。

子犬~若犬時代にしっかりと運動の欲求を満たしてもらえたゴールデンレトリバーは、3歳頃には落ち着いた行動がとれるようになり、イメージ通りの優雅なお散歩ができるようになっているはずです。

Tipsよく聞かれますが、何もせずに3歳になったらおとなしくなるわけではありません。きちんと、人と心を通わせるためのトレーニングと運動が必要です。

大型犬のなんともいえない安心感を求めて迎えたのだと思いますが、子犬で迎えた愛犬の行動がその境地にいたるまでには少なく見積もって数年かかります。

大型犬とのゆったりとした暮らしを最初からスタートさせるなら、ぜひ成犬から飼うことをお勧めします。

さまざまな理由で新しい飼い主を探している大型犬はたくさんいます。

小型犬はマンションなどでも飼え、エサ代や薬代も大型犬に比べれば少額で済むため、引き取り手は見つかりやすいですが、大型犬は飼える環境が限られているため、なかなか譲渡に至りません。

もし、あなたが大型犬と暮らせる環境にあって、子犬から飼うことに少しでも迷いを感じるならば、ぜひ、成犬の大型犬を迎えてください。

子犬から飼うよりも、うんと楽に落ち着いた家族の一員になるはずです(もちろん、しつけは必要ですよ)。

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Shizuka “Suzy” Ishida

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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