ヒト、イヌと語る コーディとKの物語
ご存じ、麻布大学の菊水先生の著書です。
菊水先生は、犬が飼い主と触れ合った後、ヒトとイヌの双方で尿中のオキシトシンが増えるということを発見した研究者です。
オキシトシンは愛情ホルモンとも呼ばれ、相手を慈しむ気持ちを高める効果のあるホルモンです。
イヌとヒトの種を超えて愛情を感じていることを客観的に捉えることに成功した研究者です。
一般向けの著書が刊行されました。
もくじ(Amazonより抜粋)
まえがき(菊水健史)
第1章 はじまり
- 誕生前夜
- 誕生
- きょうだい
第2章 成長
- 開眼
- 探検
- 離乳
- お出かけ
第3章 新しい世界へ
- 新しい家
- 色・音・におい
- おやつのゆくえ
- 目じるし
- 仲間
第4章 イヌの世界
- 家族
- 再会
- 群れ
- リーダー
- 同調
第5章 ヒトとイヌ
- 指さし
- 声
- 顔
- 自分
- 真似
- 敵
- 協力
第6章 絆の形成
- お別れ
- お留守番
- おかえりとただいま
第7章 おわり
- 老い
- 進化
- 不安
- 出会い
- 寄り添い
- 共生
- 最後の夜
あとがき――その後のできごと(永澤美保)
一般書なのでお話っぽい体裁ですが、学術界で発表されてきた(犬のしつけ方法に対する裏付けとなるような)犬の認知にかかわる内容が網羅されている1冊です。