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2025年・新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

思い起こせば初代うちの子、スムースコートチワワの「ぽこちびた」を飼い始めて育犬ノイローゼになったことを機に犬について世界中のメソッドを学び、ペットシッター/トレーナーとして活動し始めたのが2005年でした。

つまり、2025年はSuzyが犬の活動をはじめて20周年の節目の年となります。

私の人生において、こんなに長く一つのことを続けていることはほかにありません。

1. 2024年の活動報告

昨年カイロスドッグトレーニングには以下のような進展がありました。

  1. パックウォーク開始
  2. 4匹の保護犬に里親が決定!

1)パックウォークはじめました

パックウォークとは不特定多数の犬とその飼い主が集まって「群れ」になって歩くお散歩のことです。

十数年前に、米国から日本に初めてパックウォークを持ち込んだ3C Dogsのくまこさんのご協力を得て、昨年の6月よりパックウォークをスタートしました。

スタートから半年もたたないうちに予約受付開始から数時間で予約が埋まる人気企画となっております。

子犬から老犬まであらゆる年齢の犬にとってパックでお散歩をすることは健全な心を育むために必要な行動です。

何歳になっていても参加することができますし、年齢や心の状況に応じた効果が得られます。

2)保護活動

2019年より縁あって宮古島の保護犬たちの里親探しのお手伝いをするようになり丸5年が経ちました。

昨年は保健所の犬の収容がキャパシティーを超え5年ぶりに殺処分の危機が宮古島に訪れました。

収容犬たちの殺処分を回避するべく新たな「預かり宅」の協力を得て、引受頭数を大幅に増やして保護犬の飼い主探しをした1年でした。

じつは、Suzyのところへやってくる保護犬たちのほとんどは、

  • 抱っこができない
  • 首輪・ハーネスが着けられない
  • お散歩ができない
  • 足ふきができない
  • 爪切りができない

などなど、

ほかの保護団体が引き受けたがらない「一癖ある」(噛む・暴れる)犬たちばかりです。

これまで20年のあいだに1万頭近い犬とその飼い主たちに問題行動改善のしつけを教えてきた経験を生かし、(家庭犬としての)課題を抱えた犬たちの心のリハビリをしたうえで、新しい飼い主さんにつないでいます。

昨年、保護主として引き受けた保護犬は6頭。

譲渡が決定したのは4頭でした。

  1. レア姫
  2. エルちゃん
  3. ノイちゃん
  4. 楽ちゃん
  5. りゅうくん
  6. チルちゃん

レア姫(~7月)

やや「クセ強め」の性格が災いして飼い主探しが難航していたレア姫にも、昨年ようやくずっとのおうちができました。

今ではなんと、抱っこで診察台に乗ることができるようになったそうです!

やはり「本物の飼い主」のパワーは偉大だと改めて痛感しました。

エル(7~8月)

史上最速のスピードで飼い主が決まったエルちゃん。

キツネ顔で抱っことお散歩が大好きな面白い子でした。

ずっとのおうちで暮らし始めるや否や私たちの前では隠していた身体能力の高さを見せつけ、みんなが度肝を抜かれたのも今では笑い話です。

ノイ(9~11月)

保健所で「荒くれ女子」として名を馳せていたために引き出してもらえず、幼いころから長いこと保健所暮らしをしていたノイちゃん。

保健所を出た後も島内のボラさんのところでしばらく心のリハビリをしていました。

ノイちゃんは現地で噛みつきをなくすところまでトレーニングをしてもらってから千葉にきて飼い主探しをスタートしました。

来たばかりの頃はいろいろな物事にビビって暴れていましたが、根は天真爛漫で明るい性格の子でした。

性格そっくりなお姉ちゃんができ、あっという間に新しい家族に馴染んでいます。

楽(10~11月)

ノイちゃんに2週間ほど遅れてやってきたのが「楽ちゃん」でした。

楽ちゃんも保健所で少々とんがっていたため保護団体から声がかからなかった子です。

しかし、こちらへ来た楽ちゃんを見てみると不安な環境で精いっぱい虚勢を張っていただけの「ただの暴れん坊チキン」でした。

犬社会のルールに則ってきっちり教えたらスッと納得して、以降は人に対して噛む素振りを見せることはありませんでした。

それどころか、次にこちらがして欲しいことを心得て先に行動してくれるとても賢い子になりました。

甘えん坊の楽ちゃんには母犬代わりの先住犬がいる「ずっとのおうち」が決まり、行ったその日から同じベッドで一緒に寝ています。

りゅう(11月~現在進行形)

11月末に宮古島からやってきたりゅうくん。

環境の変化に敏感で繊細な子ですが、預かり宅での生活にも慣れてきてだんだん個性がでてきました。

どんな家庭がマッチするのか、もう少し観察を重ねてから飼い主募集をしようと思っています。

チル(11月~現在進行形)

りゅうくんと一緒にやってきた「チルちゃん」。

こちらも宮古からやって来たばかりの頃は抱っこNGのカミカミ犬でしたが、預かり父が良い意味で「鈍感力」を発揮してくれたおかげで、あっという間に抱っこを受け入れるようになりました。

人前ではクールな女子を装っていますが、じつは遊び好きな明るい子のようです。

そろそろ、飼い主募集を始めるつもりです。

2. 2025年の抱負

今年は以下のことに重点的に取り組んでいきたいと思っています。

  1. パックウォークを地元に浸透させる
  2. 1頭でも多くの保護犬に「ずっとのおうち」を見つける
  3. ブログの人気コンテンツの英訳にチャレンジする

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

飼い主と愛犬の認知行動療法家
石田”Suzy”静香

Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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