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ウチのコにぴったりの首輪えらび:マーチンゲールカラー

以下の記事でも紹介したとおり、首輪にはさまざまな種類があります。

そして、犬にも大小さまざまな大きさ・体型の犬種が数多く存在しています。

愛犬の首輪を選ぶ際は、体型に合わせたセレクトが大変重要になります。

しかし、体型によってはぴったりの1本が見つけにくいこともあり、その子に合っていない首輪を着けているワンちゃんは本当に多いです。

しかし、どんな犬種にもオールマイティに活用できる首輪がひとつだけあります。

それが、マーチンゲールカラーです。

どんな犬種にもばっちり!マーチンゲールカラー

マーチンゲールカラーは、普通の首輪と少し形状が異なります。

犬の首に巻くパーツと、リードをつなぐためのDカンの付いているパーツが分かれています(アイキャッチ画像参照)。

ハーフチョークとのちがい

また、マーチンゲールカラーは別名ハーフチョークカラーとも呼ばれます。

「ハーフチョーク」と呼ぶときは、リードとつなぐほうの輪の部分が鎖(チェーン)でできていることが多いです。

このサイトでは、リードをつなぐほうの輪っかが鎖でできているものを「ハーフチョーク」、犬の首に取り付ける側と同じ素材が使われているものを「マーチンゲールカラー」と呼んで使い分けています。

マーチンゲールカラーの6つの特徴

Suzyが考えるマーチンゲールカラーの良いところは、以下の6つです。

  1. どんな形状の頭にも合う
  2. 鎖(金属)を使っていないため軽い
  3. 毛切れしにくい
  4. 音が出ない
  5. 首を締めすぎない
  6. 人の意思が伝わりやすい

ひとつずつ、解説します。

どんな形状の頭にも合う

一般的な首輪は、首回りより頭囲が大きい犬種には安心して使えます。

ですが、首回りより頭囲のほうが小さい小顔な犬種(とくに柴犬)のばあい、首輪のすっぽ抜けが心配されます。

ポイント頭囲>首回り=普通の首輪
頭囲<首回り=マーチンゲールカラー

首輪がすっぽ抜けない

しかし、マーチンゲールカラーは、犬が引っぱったときは予め設定した範囲で締まるようにできています。

正しいフィッティングさえしてあれば、嫌がって後ずさりしても首輪がすっぽ抜けるということはありません。

首輪のすっぽ抜けによる迷子・事故を防ぐことができます。

鎖(金属)を使っていないため軽い

マーチンゲールカラー金属は使っていないため軽く、超小型犬や首の細い犬種にも負担が少ないです。

一方で、ハーフチョークと呼ばれるチェーン(鎖)を使った首輪は、金属を使用しているぶん首輪の重量がマーチンゲールカラーと比べて重たくなります。

中型犬以上の大きな犬にとっては大した違いではありませんが、5キロに満たない小型犬にとっては、首輪の重さもできるだけ軽いほうが首の負担が少なく安心です。

毛切れしにくい

リードにつなげる輪の部分が金属の鎖でできている「ハーフチョーク」を使っていると、首周りの毛が鎖とこすれて痛むことがあります。

しかし、マーチンゲールカラーはリードをつなぐほうの輪っかにも、首の部分と同じ素材を使っているため、金属がこすれるほどには被毛を痛めにくいです。

このため、愛犬の首回りの被毛を傷つけたくない飼い主さんにもおすすめできます。

音が出ない

チェーン(鎖)を使用していないため、リード操作で首輪に合図を送ってもジャラジャラとした金属音がしません。

首元でチェーンが鳴る音を怖がって、歩くことに集中できない怖がりな犬にもおすすめです。

つぶやきハーフチョークカラーは、鎖のこすれる「ジャリッ」という音を犬への合図にする目的で使うものです

首を締めすぎない

マーチンゲールカラーは、リードを引くと首輪が締まる形状になっていますが、チョークチェーンやスリップリードのように、どこまでも犬の首を締め付けるものではありません。

あらかじめ調節した範囲内で締まるようになっているため、適切なサイズに調整してあれば、犬の首を絞めすぎてしまう危険がありません。

このため、(扱い方のコツを覚える必要はありますが)チョークやスリップなどと比べれば、一般の飼い主にも扱いやすく、普通の首輪を使うよりも愛犬とのコミュニケーションがとりやすい犬具であると言えます。

人の意思が伝わりやすい

マーチンゲールカラーは専門の訓練士でなくとも、コツをつかめば上手に犬に合図を送ることができる首輪です。

ほんの少しリードを動かすだけで、リードを持つ側の気持ちを伝えることができるツールです。

マーチンゲールカラーの使い方のコツについては、以下の記事でより詳しく解説しています↓

選ぶときの注意点

とても使いやすいマーチンゲールカラーですが、購入する際に注意すべき点がいくつかあります。

サイズ調節ができるものを

マーチンゲールカラー、ハーフチョークなどとして売られてる首輪には、デザイン性を重視して首輪のサイズ調節が一切できないものも多いです(とくに革製に多い)。

サイズ調節できないデザインの例↓

運よくサイズが合っていればいいのですが、そうでなければまったく役に立たないどころか、むしろ緩すぎて危険です。

犬は季節で毛量が変化して首周りのサイズが大きく変わることもあります。

このため、マーチンゲールカラーを購入する際は、サイズ調節ができるポリエステルやナイロン製のものを選びましょう。

そして、お散歩に出発する前にリードをつなぐときは、首輪が緩んでいないかサイズ調節は適切かどうかを必ず確認しましょう。

頭のはちの大きさと、首の細さの比率に注意!

トイプードルなど頭の大きさの割に首が極端に細い犬種は、頭の上からスポっとかけられるタイプの首輪を選ぶと、首のサイズに合わないことがよくあります…。

頭囲に対して首が細い犬種にはノーマルタイプの首輪が効果的です。

普通の首輪の例↓
コメント頭よりも首が細い体型の犬にマーチンゲールカラーを使いたいときは、マーチンゲール(ハーフチョーク)タイプでありながら、バックルで着けはずしができる形状の首輪がお勧めです↓

使用時の2つの注意点

どんな体型の犬種にもオールマイティに使えるマーチンゲールカラーですが、その効果を余すことなく活用するためには、いくつかの注意点があります。

  1. きちんとサイズを合わせる
  2. 引かせっぱなしにしない

お散歩中やしつけ教室などでマーチンゲールカラーを使用しているワンちゃんを見ると、正しいサイズで装着できているケースはほとんど見かけません。

90%以上が緩すぎる状態で使っています。

緩い首輪は簡単にすっぽ抜けてしまい、とても危険です。

また、緩い首輪でコミュニケーションを取ろうとするとき、飼い主さんはリードに強い力を掛けて引っ張ってしまうため、愛犬が首輪を嫌がったり首を痛めてしまうことにもつながっていきます。

マーチンゲールカラーの使い方のコツについては、以下の記事でより詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

ドッグトレーナーが勧めるマーチンゲールカラー

Suzyの一番のお勧めは、Petsafe社のプレミアカラーwithクイックスナップです。

スナップ(バックル)がついていて着脱がワンタッチでできるので、マーチンゲールカラーを使用する際もバックル付きを選ぶことをお勧めします。

Petsafe: プレミアカラー with クイックスナップ

サイズ展開

  • P(Petit)サイズ…幅:0.9cm・首回り:18~23cm
  • S(Small)サイズ…幅:1.9cm・首回り:23~28cm
  • M(Medium)サイズ…幅:1.9cm・首回り:28~38cm

サイズは上記のほかにも、ベルト幅が1インチ(約2.5cm)のMサイズとLサイズがありますが、日本国内の一般家庭で飼育されている大型犬のほとんどは、3/4インチ(約1.9cm)のMサイズで事足りるでしょう。

また、バックルのないタイプのマーチンゲールカラーもあります。

こちらのページでくわしく紹介しています↓

まとめ:機能性、安全性、使い勝手を第一に

首輪はアクセサリーではなく安全器具であり消耗品です。

装飾のたくさんついたおしゃれなものを買いたくなりますが、機能性安全性使い勝手を第一に考えて選び、定期的に買い替えましょう。

この首輪の効果を最大限に発揮するためにはリードの扱いには少しコツがいります。

ただし、スリップカラーやチェーンチョークを扱うほどのテクニックは不要なので、注意点に気を付ければ誰でもできるようになります。

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Shizuka “Suzy” Ishida

2005年より東洋思想をベースにした「ごほうびにオヤツを使わない犬のしつけ方」を提唱。吠える・噛むの問題を抱えた小型犬のしつけを得意としていますが、保護犬の心のリハビリもしています。当サイトで提示しているしつけ方法はすべての犬に100%当てはまるものではありません。性格や状況によって対処方法はさまざまです。お試しになる際はあらかじめご理解のうえお願いいたします。

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