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6. ゆっくり家族になっていく

保護犬が、新しい家庭で暮らし始めてから家族との生活に慣れるまでのあいだに示す心理・行動の一般的なプロセスを『3D・3W・3Mの法則』といいます。

ゆっくり、家族になっていく…

同じ犬は1匹としていません。

家族に慣れるまでのプロセスには個人差がありますが、おおよそ以下のような変化を経ながら家族の一員になっていきます。

すぐにたくさん可愛がりたい気持ちは分かりますが、これから寿命を迎えるまでともに暮らす家族です。

以下をお読みいただき愛犬の気持ちに寄り添い焦らずに受け入れる「気持ちの準備」をしていただければ幸いです。

3DAYs:安心できる場所?

あなたの家に来たばかりの保護犬はこんな気持ちでいます。

新しいワンちゃんをお迎えすることになってワクワクしている家族とは、ほぼ正反対の感情を抱えていると思ってください。

  • 孤独と不安で心がいっぱいです
  • これから一体何が起こるのか…不安で仕方がありません
  • 落ち着かず、自分らしさを出せません
  • 食事に口をつけなかったり、お水さえ飲まないかもしれません
  • 家具の隙間など陰に隠れようとします
  • 脱走しようと必死で場所を探します

3WEEKs:家庭生活の学習

  • 少し落ち着いてきます
  • 新しい家を安心できる場所かもしれないと感じ始めます
  • ここは自分がずっと暮らす場所なのかもしれないと思い始めます
  • 家の様子を理解しはじめます
  • 生活パターンができてきます
  • 少しずつ本当の性格を見せはじめます
  • イタズラをし始めることもあります

3MONTHs:信頼できる家族

  • ようやく、この家を落ち着ける場所と感じるようになります
  • 新しい家族とのあいだに信頼関係を作ろうとしはじめます
  • 新しい家族と一緒にいれば安全なのだと理解します
  • 新しい家族との生活リズムに馴染みます

Give Them a Chance!

すでに子犬期(~生後4か月)を過ぎた犬を家族に迎える場合はとくに少しずつゆっくりと飼い主家族との関係を築いていきます。

家にきたその日から「楽しい仲間」というわけにはいかないことがほとんどです。

お家に迎えて1年ぐらい経ってようやく「うちの子になったなぁ」としみじみ感じるでしょう。

その子のペースを尊重しつつ、でも着実に前に進めるように段階的に目標を設けて長い目で付き合ってください。

犬の人を見る目は確かです。

今の自分の気持ちを尊重し認めてくれる相手には必ず心を開きます。

そして、飼い主の励ましを力にして自ら殻を破り前に進んでいこうとします。

アフターフォロー

カイロスドッグトレーニングでは譲渡後もさまざまなかたちで里親さんのサポートを行なっています。

譲渡後も飼育に関するご相談にのっています。

困ったとき、上手くいかないとき、無理に家族だけでどうにかしようとせず早めにご相談ください。

つぶやき必要に応じて、いろいろなサービスや専門家の手を借りることが結果的に問題解決の早道となります

宮古島保護犬・リユニオン

毎年、春と秋の年2回、千葉市の幕張海浜公園にて「同窓会」を開催しています。

公園でのんびりとピクニックをしながら同じ宮古島の保護犬の飼い主となった方々と愛犬自慢やお悩み相談などができる機会を設けています。

譲渡後も飼い主さんとつながる機会を設けることで譲渡後の飼育についてもフォローアップをしています。

つぶやき同窓会への参加は強制ではありません。

パックウォーク

不特定多数の犬たちと集まって一緒にお散歩をする「パックウォーク」を千葉市の海浜幕張で毎月開催しています。

愛犬のしつけ方教室(PAL)

Suzyは千葉県内各地の県立公園で開催しているNPO法人PALの「愛犬のしつけ方教室」でもインストラクターをしています。

関連ページ

  1. 保護犬の譲渡活動
  2. 里親さまへの譲渡条件
  3. 保護犬譲渡の流れ
  4. お見合いの申し込み方法
  5. お迎えまでにご用意いただくもの
  6. ゆっくり家族になっていく (←このページ)

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